コロナの第2波を警戒しながら、不要不急の活動も少しずつ再開させているスパムです。今日は先輩に呼び出されて、久しぶりの麻雀大会に参加するため渋谷へ。雀荘のご主人曰く、コロナ禍では麻雀業界も大ダメージを受けたとか。雀荘が休業になるだけでなく、プロの大会も中止が相次いだそうだ。
しかし、そんな逆境にも負けず女流雀士が経営するバーが近くで元気に営業中とのこと。麻雀大会ではボロ負けしたので、傷を癒やすべくお店に行ってきた。
向かったのは、井の頭線・渋谷駅からすぐ近くにある麻雀BAR「シトラス」。入店すると落ち着いた雰囲気で、「いらっしゃい」と迎えてくれたのが、店長でプロ7年目の柚花ゆうりさんだ。同店は1年半ほど前にオープン。麻雀好きを中心に順調に客足を伸ばしていたが、そんな折に新型コロナの流行が始まってしまった。
ゆうり「コロナでも飲みに来てくれる常連さんがいて助かりました。プロ雀士は雀荘での営業が大きな収入源なんですが、自粛期間中はそれがなくなっちゃったので」店内にはモニターが4台あり、Mリーグなど麻雀中継が流れている。それを見ながらプロ雀士と麻雀トークが楽しめるとあって、この日も18時のオープンから次々に常連客が入ってきた。
美人プロ雀士たちが日替わりで接客中
ゆうり「でも全員が麻雀を打ちまくっている人じゃないんですよ。Mリーグの影響で、ライトなファンや麻雀は打たないけど女流プロと話したいっていう方も増えていて。そもそもセット料金が1時間1000円と割安なので、普通のガールズバーに行くよりも安くて入りやすいんだと思いますね」
同店では日替わりでゲストのプロ雀士が店に立っている。この日も女流雀士のみあプロが接客中だったが、「今日も雀荘に寄ってきた」という筋金入りの麻雀好きだ。みあ「雀荘にふらっと入ると、ほぼプロだって気づかれないですよ。常連のおじさんとかに『お嬢ちゃん大丈夫かい?』みたいなノリで接してもらえるので、プロだと明かさないでそのまま打ちます(笑)」
ゆうり「わかる(笑)。あと、たまにボコボコにされるときもあるし、あえて言わないようにするよね」
雀荘で異様に美人が打っていたら警戒すべきかもしれない。
本物のプロ雀士と“盲牌”で勝負する!
ちなみに同店では“ゆうり飯”と題した店長の手料理も人気だ。なかでも気になるのは燻製メニュー。ゆうり「店のドアの前でいぶしてるから、みんなから心配されるんですけど味は絶品なんですよ!」
一口食すると、渋谷の階段でいぶされたとは思えないほど美味。こんなギャップがあるなら、男心も掴んで離さなそうだが、「モテるのは“業界内”だけです」と即答。みあ「新人プロで可愛いコも多いから、言い寄る人も多くて(笑)。それに、男性と一晩中麻雀することも多いんで。何時に終わるかわからないし麻雀中は連絡も返せないから、なかなか普通の男性には理解してもらえないんですよね。まあ、もう慣れっこですけど(笑)」
麻雀話だけでなくまさかの女流雀士の恋バナまで堪能。コロナ時代でも同好の士が集まれる場所の大切さを痛感するスパムでした。
【麻雀BARシトラス】
住:東京都渋谷区道玄坂1-13-1 Mビル3F
電:03-6416-3373
営:18時〜24時
休:不定休
料:60分/1000円 ドリンク700円~。税・サ10%
ゲストの女流プロなどの詳細は、お店のツイッター(@citrus05059920)をチェック!
撮影/菊竹規
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スパム 主に池袋界隈に出没。重度のタイツフェチで、レギンスに対しては反対の姿勢をとる
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