夢か現か、歌舞伎町発大人のエレクトリカルパレード!
金髪、巨乳の外国人女性を象ったロボットがジープに引かれぐるぐる。
先月から新宿界隈は「シュールな宣伝カー」の疾走に騒然となっている。さくら通り、客引きが目立つばかりの新宿区役所裏、宣伝カーの店は「総工費100億円」を謳い、ド派手なネオン、巨大看板で彩られ、それをひと目見ようと、連日人だかりができている。
「接待でもう4回も使わせてもらっているんですよ~」
珍しく照れたような笑みを浮かべたO氏が「今最もインパクトのある接待」と力説するのが、この店「ロボットレストラン」だ。
通りから見える待合室は目が痛くなるほどの電飾に彩られた異空間。チャージを支払い、地下2階の劇場に案内される。
弁当がセッティングされた座席につく。この弁当がレストランと名乗る所以であろう。飲み放題のビールを飲んで、これから始まるショーに胸を膨らませていると、客席に見覚えのある顔を偶然発見。遊び人で名高い、弊社・謎の管理職Y氏であった。
「接待で来たんだからな!」
というまさしく謎な言い訳を軽く受け流しつつ、劇場を見回すと、ドデカい和太鼓、ドラムセット、ロボット、国籍不明、理解不能なオブジェが配置され圧倒される。
【後編】に続く⇒
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苫米地 某実話誌で裏風俗潜入記者として足掛け5年。新天地でヌキを封印。好きなタイプは人妻
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