第七十夜【前編】

キャバ嬢たちの心理がマルわかり!
“建前⇔本音”翻訳語辞典

【担当記者:テキサス】

 「チョコを渡したいからお店に来てほしいの♪」

 キャバ嬢の営業メールにダマされ、お店のバレンタインイベントに参加。義理チョコをもらうのに、セット料金を支払っても「いつか本命に!」とキャバクラに夢を持ち続ける不屈の男、テキサスです。 

 先日も、お気に入りのキャバ嬢をデートに誘ったら「今は忙しいけど、お店を辞めたら遊ぼうね」と言われ、素直に信じてお店に通い続けたが、彼女はお店を辞めた途端、音信不通に……。今思うと「お店を辞めたら」は建前で、純真な男心を弄ばれたわけだ(泣)。

 もし彼女たちの建前に潜む本音を見抜くことができれば、ダマされずに済むはず。そこで、今回は小誌の人気企画「建前と本音翻訳辞典」のキャバ嬢版を作成すべく、キャバ嬢20人にアンケートを実施。匿名を条件に現役キャバ嬢2人に”本音”を教えてもらった。

「癒し系だね」は特徴のない人向け

――まずは、お店で初対面のお客さんについたときに使う「本音と建前」を教えてください!

アケミ(以下:アケ) 初対面のお客さんには「キャバクラにはよく行くの?」とか「普段どこで遊んでるの?」って聞くけど、これは「キャバクラ遊びが好きかどうか」を探って、太客になるかを判断してますね。で、もし太客になりそうだったら、指名をもらいたいからとにかくホメる。「モテそう」「大人ですね」とか社交辞令のオンパレード(笑)。

シズカ(以下:シズ) 私も心にも思ってないことを平気で言っちゃう。どうしてもホメるところがない人には「癒やし系ですね」とか。特に、太めの人には効果テキメンのホメ文句ですよね!

――「癒やし系」ってホメる所がない場合の営業トークだったんですね。よく言われるのに……。

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六本木で働く現役キャバ嬢のアケミちゃん(写真左)とシズカちゃん

テキサス 「女のコとの会話は最高の前戯」がモットー。趣味は年間50回ほど行くキャバクラとFX
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