“美少女剣士”発見!東京五輪のエース候補は類まれなフェンシングアイドル

~今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪 第21回~

※前回の話…スポーツ好きブロガーのフモフモ編集長が、東京五輪でチケットが買えそうな穴場競技探訪へと出かけました。今回の穴場候補はフェンシング。北京五輪で太田雄貴選手が日本史上初の銀メダルを獲得、ロンドン五輪では団体で銀メダルを獲得するなど競技レベルも向上し、注目度も高まっているだけに、大入りの観客を予想していたフモフモ編集長。しかし、日本最高峰の大会はまさかの閑古鳥。フェンシング、それは思いもよらぬ穴場だった……

 そんな調子なので試合観戦は非常にゆったりしたもの。両隣りに荷物を置いて、前の座席に足を乗せても問題ないレベルで席は使い放題です。角度を変えながらアチラコチラへ移動しての観戦も可能でした。お客は300人もいたんでしょうか。座っている人数はそれぐらいいましたが「選手が座ってるパターン」「選手の親兄弟」を除いたら、もっと少ないかもしれません。

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誰かが座ってるのかと思いきや、荷物置き場というパターンも

誰かが座ってるのかと思いきや、荷物置き場というパターンも

 フロアには10面ほどの「ピスト」と呼ばれる試合場が設置されています。フェンシングは剣で攻撃する競技なのですが、当たったかどうかの判定には電気式の審判器を使います。金属製のジャケットを着て、金属の剣を当てると電気が流れて審判器のランプがつく、という仕組みです。

 ピストの端から端までが約20メートル。選手はそこを行ったり来たりしながらチャンバラします。端まで追い詰めてのド突き合いはかなりのチャンチャンバラバラとなります。突いて、突いて、突いて、という攻防はなかなかの迫力です。

 客が少ないこともあって、選手の声や剣のぶつかる音もよく聞こえます。特に、剣がぶつかったときの金属音は、アニメや時代劇の戦闘シーンのようでカッコいい。装具のカッコよさもあってか、とてもオシャレなものを見ているような気分になります。穴場とは言え、オリンピック気分はかなりありますね。

審判器と選手のおしりがコードでつながっている

審判器と選手のおしりがコードでつながっている

 テレビ桟敷で見ているときは、審判器のランプを見て、その攻防の決着を把握していました。しかし、現場で観る場合はむしろ審判器は見ないほうがいいかもしれません。結構な頻度で両方の選手がほぼ同時に剣を当てるので、両方のランプがついてしまうのです。それよりも、しっかり目で剣を追い、耳で剣の音を聞いたほうがわかりやすい。音と剣の動きを両方把握すると、「今の突きは相手に弾かれたぞ」といった状況が掴めるようになってきます。なかなか珍しいパターンですが、自分の目で見たほうがわかりやすい競技のようですよ。フェンシングは。

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剣が当たるとランプがつく

剣が当たるとランプがつく

 さて、この日のお目当てはフルーレ女子の宮脇花綸さん。ジュニア年代から頭角を現し、現在は日本代表にも名を連ねる大学1年生です。フェンシング女子は総じてかわいいのですが、その中でもグンと魅力的な美貌を誇る選手です。先にご紹介したガチャでも、太田雄貴さんの次に紹介されているのが宮脇花綸さんだというあたりに、その注目ぶりと、「フェンシングアイドルを作りたい!」という協会の必死さを感じていただけるのではないでしょうか。

 宮脇さんは見た目こそカワイイものの、プレーは強気の一言。鋭い踏み込みで繰り出す突きや、相手を倒したときの勝ち誇る姿には、かなりの獰猛さを感じます。また、ご家族も熱い。タダでさえ客が少ないので、ひとりひとりの歓声が響く場内では、大声をあげるとかなり目立ちます。

 とりわけ宮脇さんの熱烈サポーター……というかお母さんの声はデカい。1ポイント取るごとに大きな声で娘を激励し、鼓舞します。(※正確に言うと、ひとりだけやたらとデカイ声を上げているので、あぁこの人が宮脇母なんだなとわかった、という話)

 で、もちろん対戦相手の親御さんも来場しておりまして、そちらも1ポイントあげるごとに宮脇母ほどではないまでも大声をあげます。「よーし!」「いけぇ!」「オッケェェ!!」と双方が10メートルくらいの距離で声を張り上げるさまは、ちょっとした家族間決闘のような雰囲気。隣で見ていた僕もちょっと引いてしまったほどです。娘は剣持ってるし、お母さんはやたら声がデカイし。隙あらば娘さんとお近づきになりたいと思ったのですが、止めてしまいました。

 宮脇さんは順調に相手をしばき倒して、準決勝進出を決めます。

 準決勝以降は、先ほどの画像で中央に見えていた特別なピストを使うとのこと。昼間まったく使わなかったメインピストは、ピストを囲むようにライトが設置されており、ポイントを獲るごとに床面が光ります。ネオン街のような光が、銀色の剣の反射光と相まってフェンシングをカッコよく見せる素敵な装置です。

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電飾ビカビカで『スター・ウォーズ』みたいになったピスト

電飾ビカビカで『スター・ウォーズ』みたいになったピスト

 いっそ全部の試合を電飾ピストでやればもっと見栄えもすると思うのですが、準決勝までかたくなに使わなかったあたりには、若干の疑問が残ります。電気代を食うとかの事情があるのかもしれませんね。せっかくキレイな装置があるなら、ディナーでも食べながら中央の電飾ピストでフェンシングやるみたいな形式のほうが盛り上がる気がするんですがね。

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現れたジェダイ……ではなく宮脇花綸さんら上位選手

現れたジェダイ……ではなく宮脇花綸さんら上位選手

会場が暗くなっただけで倍くらいカッコよく見える

会場が暗くなっただけで倍くらいカッコよく見える

 最終的に宮脇さんは決勝で敗れまして、準優勝ということになりました。表彰式では涙を流すなど、激情家としての強いキャラクターは、単なる美少女として以上に印象的なものでした。大学1年生で日本2位ですから、リオ五輪での活躍と東京五輪でのエース格としての活躍は大いに期待できる結果。未来のスターをこれだけ近くで目視できたというのは、記憶にも残るイイ観戦となりました。

試合中の判定に声を荒げ、マスクを脱いで“不満ブー”する宮脇さん

試合中の判定に声を荒げ、マスクを脱いで“不満ブー”する宮脇さん

 試合以外の部分でも、この日のフェンシングは何とかして来場者を楽しませようという気持ちを強く感じられました。試合の合間にはチアリーディングによるパフォーマンス披露があったり、1FINGER(誰?)によるフェンシング協会オフィシャル応援ソング「Change The World」披露を含めたミニライブがあったりと特別な出し物が用意されていました。

 さらには、「今日は試合に出場しないけど、みんな太田雄貴が見たいよね?」という気持ちを打ち出して、太田さんと指導するオレグコーチを特別に表彰するイベントも開催。歌あり、踊りあり、美少女あり、太田雄貴ありというフルコースで、来場者を存分に楽しませようという姿勢を感じました。

 来場者はちょっとしかいませんでしたが、行けばそれなりに楽しいイベントであり、嫌味ではなく文字通りの「穴場」であったフェンシング。すでに2大会メダルを獲ったあとでもあり、東京五輪までに急に状況が変わる気もしませんので、このまま「一見、人気がありそうで、ない」を維持していってくれるのではないでしょうか。今ならばガラガラのスッカスカであり、青田買い的な自慢になることも踏まえると、事前視察は今が旬かもしれませんね。今なら複数選手が寄せ書きしたカレンダーとか、必死の金策グッズも販売中ですし!


※フモフモ編集長の「今から始める2020年東京五輪“観戦穴場競技”探訪」第1回~の全バックナンバーはこちら
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