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自宅の“ゴミ部屋化”は孤独死の予兆…人知れず死んだ男たちのSOS

 20代電通社員の過労自殺が大きく報じられたが、実際には過労死が最も多いのは40~50代だ。そして、働きづめだった男たちを取り巻くもうひとつの“結末”として「孤独死」が挙げられる。急増する中年男性の孤独死ケースには、いくつかの特徴がある。離婚や離職で“孤立無援”になった末に、悲しい最期を迎える男たちの真の姿とは……。

48歳の独居男性の孤独死ケース。発見は死後3か月で体液が床下まで浸透してしまっていた――

 東京都監察医務院によると、孤独死と見なされるケースでは、遺体発見までの平均期間に男女で差があるという。男性が死後3週間なのに対し、女性は死後1週間で短い。女性よりも男性の遺体の発見が遅れるという傾向について、特殊清掃を行う「あんしんネット」の石見良教氏は「男性は女性に比べて社交性に乏しい。だから死に気づいてもらうまで時間がかかる」と話す。 「独身で40代ともなると、学生時代の友人も結婚して疎遠になり、職場の人としか繋がりがないという人は多い。地方出身者だと家族や親類ともさほど連絡をとらないでしょう。そんななか、離職や休職をきっかけに“孤立無援状態”になる人が出てくる。我々の特殊清掃には通常、遺族が立会うのですが、なかには会社の同僚が仕方なく立ち会った現場もありました」
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孤独死に至るまでには、いくつかの予兆がある
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