iPad3世代を比較して分かった! 新しいiPadを買う“ほんの少し”の理由【動画あり】
「目に見えて革命的」というコピーどおり、Retinaディスプレイが搭載され、圧倒的に美しい画面となったという「新しいiPad」。ガジェット好きの筆者は、「また買ったのかよ」と先輩たちに呆れられつつも、新iPadが先代たちよりも凄いことを実証することに。まずは、初代を放置して、5メガピクセルでやや大きめとなったレンズの機能を試すべく、各所で写真と動画を撮ってみた。
◆暗い所でも、まあ見られるレベルに
編集部を出るとそこは薄暗いエレベーターホール。iPad2で撮影すると何一つクリアに写っていない、もやっとした写真が撮れた。つづいて、新iPadの初撮影を試みるとハッキリと違いが出た。もやっとしていることは変わりないが、壁の素材感も見えるレベルになっていたので、そこそこ満足。
【画像】はこちら⇒https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=173429
◆明るい所ではその差が歴然に
続いて、海沿いの公園へ。ここで大きな差を実感できた。カメラを起動した新iPadの画面には、デジカメで撮影した写真と同レベルのクリアな映像が映った。光沢のあるRetinaディスプレイに映る風景は、目で直接見ている風景よりもキレイに感じるほどであった。さすがにズームすると荒い表示になってしまうが、それでもレインボーブリッジを走る車の車種は判別できた。
【画像】はこちら⇒https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=173430
◆発色も鮮やかに細部までクッキリ写せるレンズ性能
海ばかり撮っていると色見があまり分からないので、今度は木を撮影。すると、その緑の発色の良さに驚かされた。全体的に色がくすんでいたiPad2の画像に比べ、新iPadは赤緑青が鮮やかに見える。
【画像】はこちら⇒https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=173432
◆水面のキラキラ感も撮れた
分かりやすく差が出たのは水面だった。ゆらゆら揺れて、光の反射も不規則に変わる水面の撮影は難しい。iPad2で撮影すると、水面の揺らぎや輝きが全く感じられない。ぐにゃっと曲がった平面でしかない。新iPadでは、波に立体感が生まれ、さらに水面の輝きもハッキリと写すことができた。
【画像】はこちら⇒https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=173434
◆動画撮影は、大画面でプレビューしながらの撮影自体が楽しい
iPad2と新iPadで大きな差が出るぞ! と期待して撮影した水面は、静止画同様に大きな差が出た。さらに、大きな画面でプレビューしながらの撮影は、新鮮な感覚を味わえ、撮影自体が楽しめる。カップルや友達同士で撮影すれば盛り上がりそうだ。ちなみに、動画には写っていないが、画面左側には高校生カップルがベンチでイチャついていた。
【動画】はこちら⇒ http://youtu.be/R5I-eDkr7Zc
◆新iPadを買う理由を考えてみたが…あれ? はっきり言って、iPad2と新iPadに外観の差はほぼない。51グラム重くなり、厚みも0.7mm厚くなっているが、実際持ってみると変化はあまり感じられないレベルだ。では何が変わったのか? 初代iPadユーザーから見れば、その薄さと軽さは十分魅力的だが、iPad2でなく新iPadを選ぶ理由となると、「写真を美しく見たい」、「新しいモノが好き」という程度しかない。 iPad2ユーザーは、「iPadのカメラをよく使うのに、性能が悪くてうんざりしていた」という稀なケースか、「とにかくスペックの高いモノが欲しい」「ゲームや高解像度画像や動画を大量に閲覧・編集する」という、ヘビーユーザーでなければ買う意味はないだろう。 筆者は、「ディスプレイの美しさ」その1点だけで買ったことに満足している。その“ほんの少し”の部分に惹かれる人は、買っても後悔はしないだろう。 <取材・文・撮影/林健太>
◆新iPadを買う理由を考えてみたが…あれ? はっきり言って、iPad2と新iPadに外観の差はほぼない。51グラム重くなり、厚みも0.7mm厚くなっているが、実際持ってみると変化はあまり感じられないレベルだ。では何が変わったのか? 初代iPadユーザーから見れば、その薄さと軽さは十分魅力的だが、iPad2でなく新iPadを選ぶ理由となると、「写真を美しく見たい」、「新しいモノが好き」という程度しかない。 iPad2ユーザーは、「iPadのカメラをよく使うのに、性能が悪くてうんざりしていた」という稀なケースか、「とにかくスペックの高いモノが欲しい」「ゲームや高解像度画像や動画を大量に閲覧・編集する」という、ヘビーユーザーでなければ買う意味はないだろう。 筆者は、「ディスプレイの美しさ」その1点だけで買ったことに満足している。その“ほんの少し”の部分に惹かれる人は、買っても後悔はしないだろう。 <取材・文・撮影/林健太>
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