「集中力がなく、気が散ってばかりの自分が嫌だ」28歳会社員の悩み相談

【佐藤優のインテリジェンス人生相談】
“外務省のラスプーチン“と呼ばれた諜報のプロが、その経験をもとに、読者の悩みに答える!

◆「集中力がなく気が散ってばかりの自分が嫌だ」
カブ(ペンネーム)会社員・男性・28歳


集中力がなく気が散ってばかりの自分が嫌だ 何をやっても気が散ってしまう自分を変えたいです。

 私は集中力がなく、仕事中もメールを確認しようとケータイを見たら、意味もなくゲームを始めてしまったりします。翌朝までに用意しておかないといけない企画書があるのに、マンガを読みだしたり、テレビを見続けたりで時間ばかりが過ぎていきます。そんな性格なので、英会話を習ってみても、すぐに行かなくなって、ジムに入会しても2回しか行きませんでした。

 集中力のない自分が嫌です。どうやって直したらよいでしょうか? アドバイスをお願いします。

◆佐藤優の回答

 何をやっても気が散ってしまうというのは、裏返して言うならば、いろいろなことに関心があるということです。英会話も必要に迫られていないので続かないし、ジムについても動機が十分でないので、長続きしないのだと思います。今の自分がダメだと悩むよりも、自分がどういう性格をしているかを客観的に認識する努力をすることをお勧めします。動物行動学者の竹内久美子さんは、こんなことを述べています。

<文科系男は、自分がスケベエであることをよく承知しており、そのうえでスケベエ道を追求している。女を口説いたり、言いくるめたりすることと人を操作することとは本質的には同じなので、彼は人心掌握の術に長け、自ずと社会の上層部に位置することになる。従って甲斐性も十分で、気前もよい。どうしようもなくスケベエな点にさえ目をつぶれば、彼はなかなかの好人物である。(中略)

 理科系男は、たとえば自分の関心が妻よりも仕事の方に向いているということを実は大変気にかけており、その意味で自分を冷静に見つめることのできる男である。彼は家庭外で子を作るわけでもないし(しかし、万が一そういう事態になった場合、彼は自分を責め、ストレスに押し潰されて、心を病むか出家でもしてしまうことだろう)、ギャンブルなどの遊びをするにしても節制がある。(中略)彼は妻が賛沢をすることには不服だが、何しろ目をつむると今自分がどんないでたちをしているのかさえわからないほど服装に無頓着だし、家計のことに介入するのも面倒だと思っているので、妻は精神的に解放されている。彼女は少しずつヘソクリを貯め、時々ささやかなオシャレを楽しむことができるだろう。>(『そんなバカな! 遺伝子と神について』158~159頁)

 竹内さんは、これ以外に「ケチ男」と「バクチ男」という類型をあげますが、これはカブさんには関係なさそうなので割愛します。あなたは、竹内さんの分類での「理科系男」に近いのだと思います(文科系の学校出身者でも理科系男はたくさんいます)。仕事中にメールを見たついでにゲームをする、あるいは朝までに仕上げておかないとならない企画書があるのにマンガを読んだり、テレビを見たりすることは誰にだってよくあることです。私だって、朝までに400字で25枚の原稿を書かなくてはならないのに、15枚くらい書いたところで映画をDVDで見て、2時間くらい仕事を離れることはよくあります。要は、仕事でミスをしたり、企画書が仕上がらないというようなことがなければいいのです。

 経験を積むとともに難しい仕事が与えられます。また、恋人ができる、結婚するなど、あなたの生活環境も変化していくでしょう。そうすれば、十分、あなたは環境の変化に対応していくことができると思います。自分に自信を持つことです。今のままで大丈夫です。

【今回の教訓】
私も仕事中に映画を見るときがあります

◆募集
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●『90分でわかる日本の危機』発売記念 佐藤優サイン会
※定員80名。電話予約可能
・11月5日(木)14:00から
浜書房バーズ店(横浜市港南区) 電話045-831-6939

【佐藤優】
’60年生まれ。’85年に同志社大学大学院神学研究科を修了し、外務省入省。在英、在ロ大使館に勤務後、本省国際情報局分析第一課で主任分析官として活躍。’02年に背任容疑で逮捕。『国家の罠』『読書の技法』『日本国家の神髄』など著書多数 (※写真はイメージです)

90分でわかる日本の危機

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