20代会社員に聞いた「“他社”が進んでいて驚いたこと」
昭和39年の東京オリンピックから50年、今や「クールジャパン」を声高に喧伝する国へと成長を遂げた日本で、驚くべき前時代的な因習がまかり通っている企業はまだまだあった……。思わず、耳を疑う時代遅れの会社のルールを紹介してきた(⇒https://nikkan-spa.jp/767424)
◆20代男女に聞いてみた!“他社”が進んでいて驚いたこと
今回は趣向を変え、「他社が進んでいて驚いたこと」を質問。「取引先がフレックスタイム制」(23歳・男)なんて回答が出るほどに、古式ゆかしい日本企業の姿が浮き彫りになった。
多かったのが、「有給休暇を絶対に取らなければいけない会社があるらしい」(22歳・男)、「残業手当、深夜割り増しもつくところ」(24歳・男)、「女性がお茶汲みしなくていい会社」(25歳・女)といった意見。企業コンプライアンスが叫ばれる今、それ当たり前ですから!
一方、「社員の趣味嗜好も把握し、そこを生かしながら、教育指導している」(29歳・男)、「仕事を頑張るためにも遊ぼうという社風」(27歳・男)など、ワークライフバランスを考慮したマネジメントを羨む声もあり、これらは確かに新しい。また、メール報告も許されない企業からしてみたら、「ウェブ会議が日常」(29歳・男)なんていうのは、近未来のお話だろう。
しかし、「知人の会社は最近、フリーアドレスになったが、資料を保管する場所が減り、仕事がやりづらくなったと言っていた」(25歳・男)というように、最先端も良しあし。「社員全員がTOEICの試験を受けている」(26歳・女)、「報告書、会議は英語が基本」(28歳・男)というようなグローバル企業を突如、標榜しだしたら……。
そう考えると、「携帯電話が支給されている企業がある。ウチはPHS」(25歳・男)、「名刺デザインがオシャレ」(24歳・男)、「ある飲料メーカーではドリンクが飲み放題」(28歳・男)、「友人の会社にはグリコのおやつ箱があってうらやましい」(25歳・女)なんていう他愛のない不満と憧れで済んでいるのが、なんていうかいろんな意味で“昭和”なのかも。
― 【衝撃リポート】ニッポンの会社はまだ“昭和”だった!【7】 ―

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