ド演歌ファイター・越中詩郎がヒップホップアルバムに登場!!【独占動画あり】

 ’90年代のプロレス黄金時代に「平成維震軍」などでその名を天下に轟かせたプロレスラー、越中詩郎。「ド演歌ファイター」の異名を持つ彼が、なんとヒップホップのアルバムに参加するという。越中に出演を依頼したのは横浜出身で「PRINCE OF YOKOHAMA」の異名を持つラッパー、サイプレス上野。1MC1DJのヒップホップユニット「サイプレス上野とロベルト吉野」のラッパーである彼は熱烈なプロレスファンとしても知られている。

越中詩郎氏(左)とサイプレス上野氏

越中詩郎氏(左)とサイプレス上野氏

 実は今回の越中氏の出演には、影ながらSPA!編集部が関与している。今回のアルバム収録曲に越中氏をブッキングしたい、という話をたまたま聞きつけたのが、かつて越中氏とケンドーコバヤシ氏の共著『やってやるって!!』を編集したことがあるSPA!編集部員だったのだ。

 もちろん別のルートでも交渉は何の問題もなく進んだだろうが、無事に越中氏の出演が決まり、これも何かのご縁ということで、今回のレコーディングの模様を独占取材する運びとなった。

越中詩郎

「やってやるって!」と叫ぶ、レコーディング中の越中氏

 今回、越中氏が参加する曲のタイトルは、越中氏の有名なセリフ(と言われている)「やってやるって」。実は昨年、「サイプレス上野とロベルト吉野」はデビュー10周年という節目の年にもかかわらず、DJであるロベルト吉野氏の体調不良により長期間の活動休止を余儀なくされていた。ライブは昨年10月に再開したものの、4月1日に発売されるアルバム『コンドル』が本格的な再始動の幕開けとなる。この「やってやるって」という曲にはそういった再始動へ向けた決意も込められているのだが、レコーディング当日、越中氏は曲を聴かずに登場……。

 しかし、そこには越中氏流の哲学があるようで、「前もってやるべきことを頭に入れておくのは、あんまり好きじゃない。出たとこ勝負みたいな緊張感が好きですね」とのこと。さらには「俺自身、『やってやるって』って言った記憶がないんだけどな(笑)」と笑っていた。

 さて、「平成維震軍の頃から、越中さんの反骨精神が好きだった」というサイプレス上野氏は当初、緊張の面持ちだったが、越中氏が「顔つきがプロレスラーみたいだね。ヒップホップにはもったいないね」と語りかけると破顔一笑。しかし越中氏が「毎日5km走っているんだって? レスラーか何かになりたいの?」と冗談を飛ばすと、「いや、僕はプロレスラーをリスペクトしているので」と一瞬、真剣な表情に戻る。かつて一度だけイベントでリングに上がったことがあるそうだが、蛍光灯デスマッチのあとだというのに「靴でリングには上がれない」と靴を脱いで、足の裏に蛍光灯の破片が刺さったことがあるというから、上野氏のプロレスラーへの敬意は本物だ。その証拠に毎回、アルバムにはプロレスから学んだことを盛り込んでいるという。

サイプレス上野

録音された越中氏の雄叫びを確認するサイプレス上野氏。「バッチリっス!」

 一方、大のビートルズファンで、中学時代にはビートルズのコピーバンドも組んでいた越中氏も、ミュージシャンには尊敬の念があるようだ(ちなみに「ド演歌ファイター」のニックネームは元テレ朝で「ワールドプロレスリング」の実況をしていた辻よしなりアナウンサーにつけられたもので、演歌はあまり聴かない)。

 レコーディング(あっという間に終了)後の会食で越中氏は上野氏に熱心にヒップホップ事情を尋ねたり、自らのプロレス人生で学んだことと音楽業界の共通点を語るなど、両者はすっかり意気投合した様子だった。越中氏が、「サイプレス上野とロベルト吉野」のライブに登場する日も近いかも!?

取材・文・動画撮影・編集/織田曜一郎(本誌) 撮影/我妻慶一(本誌)

【独占取材動画はこちら】http://nikkan-spa.jp/805682



【アルバム情報】
サイプレス上野とロベルト吉野
コンドル
2015.04.01 ON SALE
PECF-1120 felicity cap-223
定価: ¥2,700+税

01. イントロ
02. ドリームアンセム
03. Be A Man feat.Bose
04. おぎゃあ
05. LOVE
06. やってやるって ※越中詩朗 電撃参戦!
07. ホッピン!
08. 沖縄
09. 混ぜるな危険、混ぜてイケイケ feat.謎みっちゃん
10. 2 THE MAX feat.ZEN-LA-ROCK
11. RUN AND GUN feat.LEON a.k.a. 獅子, DOLLARBILL
12. THE LAST

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