英語力は飲み屋で鍛えるのがベスト!? ショットバーで外国人に話しかけてみた
肉体的には下り坂、精神的にも社会的立場が固まり、周りの目が気になる40男にとって、新たな挑戦をするのは簡単なことではない。秘めた夢を叶えるためのラストチャンスに挑んだ
30代半ばから英語を学び始め、TOEICで880点の高得点を叩き出したという谷川幸太さんイチオシの勉強法は「バー・イングリッシュ」だ。飲み屋で外国人と話せばいい。言うはやすしだが……。
「まずは店選びですね。オススメは新大久保周辺のショットバー。日本語学校が何校もあり、在日欧米人の常連客が多いので、同じ人と継続的に会えるのが利点です。最大の難関は最初の一言ですが、語学系の講師や学生が多いので、日本語でも大丈夫ですよ」
相手の日本語力をヨイショしつつ、自分も語学に興味があることを伝えると自然だとか。では肝心の会話でのコツはどうだろう?
「しっかりした文法で話そうとして失敗すると、お互い混乱してしまうので、わからない単語があれば“そのまま”聞き返す。口に出すことで覚えられますし、相手もこちらの語彙力に合わせて、ピンポイントで説明できます」
ということで大久保駅から徒歩10分のバー英会話に挑戦したのは、海外ドラマ好きの田代省吾氏(仮名・35歳・広告)。あいにく外国人は1人しかいなかったものの、さっそく日本語で声をかけると、英国人翻訳家とのことで発音も流暢だ。
「『エキシビション』、展覧会の翻訳をしてるらしいです。テーマは……あーきおろじー?」(田代氏)
Statue(像)、Plate(皿)などの説明に、「なんとなく意味はわかる」と言いつつ、「あーきおろじー?」と聞き返す田代氏。すると、「Like Indiana Jones」とのヒントが。探検、発掘……考古学だ!
「ほぼ聞き返すだけでしたけど、やりとりが続くとリズム感が生まれて自信がつきますね。すぐに答えが出ないので、何の話か予測する力も鍛えられます」(田代氏)
この日、新しく覚えた単語は3つ。続ければ語彙力も増しそう!
●お手軽度は高得点。続けていけば満足度も上がりそう
― 40男が[秘めた夢]に挑戦してみた ―
外国人と英会話……40男の英語力は飲み屋で鍛えるのがベスト!?
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