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グロス、セグメントってどういう意味? 業界によって使い方も違う!? 【ビジネス横文字調査】

 日常的に見聞きする機会が増えているビジネス横文字だが、果たしてその意味はどれだけ理解されているのか? IT・金融・マーケティング業界を中心に、その認知度を調査した。

あの「ビジネス横文字」の認知度は? 新橋&虎ノ門のサラリーマンに調査した

【認知度=中】直訳やイメージで理解するのは困難

※現段階でビジネスシーンで使われるカタカナ言葉を150語選出。その150語を15人の予備調査によってもっとも認知度にばらつきが出たものを中心に50語まで絞り、虎ノ門・新橋での街頭調査および直接取材などを通じ20~40代のホワイトカラー100人に聞いた

・グロス(総計)73%
・インバウンド(外から中に入ってくること。訪日客を指すことが多い)72%
・ステークホルダー(企業の利害関係者)70%
・スタートアップ(新規事業。新興企業)70%
・サーベイ(実地調査)69%

・セグメント(購買行動が似ている顧客層)68%
・PDCAサイクル(計画・実行・評価・改善を繰り返し、生産や管理を改善すること)67%
・クロージング(購入や契約を決めさせること)66%
・ノーティス(お知らせ)62%
・チャネル(経路。流通経路という意味で使われることが多い)60%

・リードタイム(発注から納品や、発注から次の発注までに必要な時間)58%
・スクリーニング(ふるい分け)58%
・OEM(他社ブランドの製品を製造すること)57%
・アドミニストレータ(管理者。主に企業の情報システムやネットワークの維持・管理を行う)56%
・デファクトスタンダード(事実上標準化した基準)55%

・クラウドソーシング(業務委託)54%
・アセスメント(査定。事前の影響評価)52%
・マネタイズ(収益化)50%
・コンバージョン(商品購入や会員登録などの、Webサイト上で獲得できる最終的な成果)49%
・エスカレーション(上に報告すること)48%


 多少聞き慣れないという人もいるかもしれないのが正答率48%以上73%未満の「認知度中」の言葉。73%と認知度が高かった「グロス」は、直訳すると「総計」。「イベント業界だと『経費・交通費込みのグロス10万円で』というように使う」(36歳・イベンター)、「広告業界では代理店の利益も含んだ広告料のこと」(29歳・広告)など業界ごとに使い方は微妙に異なっていたが、間違っても「口紅のこと」(45歳・商社)や、「昔の日本ハムのエース(キップ・グロス)」(38歳・医療)も間違ってはいないが、ビジネスの現場じゃ使わんだろう。

 訪日客の増加や、爆買いの影響でよく使われる「インバウンド」も72%と認知度は高め。「よく聞くけど、あまり自分では使わない」(35歳・営業)という意見もあり、IT業界では、「内向きの通信(受信)」の意味で使われることもあるが、「インバウンド消費」、「インバウンド需要」などの使われ方をする際は、「訪日客のこと」と思っておけば大丈夫だろう。

「OEM」は電化製品が好きな人なら「あの東芝のレコーダーはフナイのOEMだから~」なんて言葉を聞いたことがあるかもしれない。本来は「オリジナル・エクイップメント・マニュファクチュアラー」の頭文字を取った略語だが、「相手先ブランド名製造」、「納入先商標による受託製造」というような意味。最近では、ファッション業界でも増えているのでそうした業界の人の正答率も高かった。

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業界によってニュアンスが異なるものも

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