非リア充が「サードウェーブ男子」を1日体験。おしゃれな“丁寧な暮らし”に耐えられるのか!?
清澄白河から都営大江戸線に揺られて5分。蔵前駅にある「ダンデライオンチョコレート」へ向かう。サンフランシスコ発祥のクラフトチョコレート会社が海外進出してできたお店で、外まで行列ができている。
名物のホットチョコレートを買おうと並んでいたら、商品ができるまでに時間がかかるようで、ここでもレジで名前を聞かれる。「地主です」と伝え、窓際の席で注文を待つ。
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入り口の「アガタ」とビル名が書かれた看板はレトロな書体で、それが逆にお洒落に見える。昭和モダンといえばいいのだろうか。ビルの階段を地下へとおりる。ドアを開けると、あるのは現代美術。詳しく説明したいけれど、なんと表現していいのかわからなかった。私は美大を出ているが、あの4年間で何を学んだのだろう。
外を見ると、ブルーボトルの紙袋を持った男性がいた。やはり、サードウェーブ男子の巡礼コースのようで、若干の気恥ずかしさを抱いていると、「地主さーん」という声が店内に響いた。知り合いか。「様」ではなく「さん」で演出されたフレンドリーさ。この感じも、サードウェーブっぽい。ホットチョコレートは、おいしかった。関係ないけど、どうしてこういうお店の椅子は背が高いのか。それとも私の脚が短いのか。長居はさせないということなのか。
腰が痛くなってきたので20分ほど歩いて、馬喰町にある「アガタ竹澤ビル」に向かう。なんの変哲もない雑居ビルだが、ギャラリーが4つも入り、雑貨屋などもある。
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