家飲みしたい有名ビール、ドイツ・ベルギー・イギリス産の特徴とオススメ
世界中で作られ、飲まれているビールですが、ほかのお酒と同様、国ごとに特徴があります。今回は、ビールで有名な国の情報と定番銘柄を紹介します。
ビールの本場と言えば、ドイツが思い浮かびます。なんとドイツには1516年に発布された「ビール純粋令」という法律があるのです。原料にはホップ、麦芽、水、酵母の4つしか使ってはいけないという厳しい決まりです。しかし、そのおかげで高品質で美味しいビールが広がりました。
国中に1300を超える醸造所があり、バリエーション豊かなビールが造られています。下面発酵のピルスナータイプが多いのですが、上面発酵のエールも増えています。とは言え、やはり定番はピルスナータイプでしょう。「ビットブルガー プレミアムピルス」や「レーベンブロイ」などが有名です。
ベルギーは人口約1000万人の小さな国ですが、隣接するドイツに負けず劣らずビール好きです。100以上の醸造所があり、1000以上の銘柄が作られています。日本と同様、大半がピルスナービールですが、エールタイプやランビックも特徴で、日本でベルギービールというとこちらをイメージする人も多いでしょう。
ランビックとは醸造用の酵母を使わず、自然発酵させるのが特徴で、独特の酸味があります。木樽の中で発酵させるので、炭酸はほとんど抜けてしまいます。フルーツを漬け込んだ甘いタイプもあります。
ベルギービールは多種多様で、細かくカテゴリー分けするのは困難です。ベルギービールという大きなカテゴリーと捉えてもよいでしょう。
有名どころでは「ヒューガルデン ホワイト」や「デュベル」「シメイ」「レフブロンド」などがあります。特に、「ヒューガルデン ホワイト」はフルーティで、ベルギービールデビューにはオススメです。また、ベルギービールの多くには専用グラスが用意されているのも面白い特徴と言えるでしょう。
「ビール純粋令」で厳しく品質管理をするドイツ
カテゴリ分けが困難なベルギービール
お酒を毎晩飲むため、20年前にIT・ビジネスライターとしてデビュー。酒好きが高じて、2011年に原価BARをオープン。2021年3月には、原価BAR三田本店をオープンした。新型コロナウイルス影響を補填すべく、原価BARオンライン「リカーライブラリー」をスタート。YouTubeチャンネルも開設し生き残りに挑んでいる
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