「質素な生活は自由を増やせる」下流中年の師匠・ムヒカ前大統領の金言をまとめてみたよ
15年間、世界中のカジノを放浪して勝ち続けてきたプロギャンブラーのぶき。「『人生』とは自分軸で生きること、『賭け方』とはこの1時間をどう使うかの戦略だ」と言い切る。世間体から解き放たれ、「スマイル基準」で人生を勝ちへ導く男が語る生き様論。
〈第20回 「質素な生活は自由を増やせる」下流中年の師匠・ムヒカ大統領の金言をまとめてみたよ〉
世界一貧しい大統領と称され、日本でも大人気の南米ウルグアイのムヒカ前大統領が初来日。世界一影響力のある大統領、世界一清貧な大統領とも称されている方。滞在1週間、僕個人としては「ムヒカweek」となりました。パブリックビューにて寒いなか、待ち時間も含め4時間半の講演を聞き入ったり、フジテレビの2回の特番放送もメモを取りまくったり。この熱き言霊を読者諸兄へシェアすべきと感じます。
まずは半年前に、ムヒカ前大統領のことを書いた記事をご紹介⇒「世界一貧しい大統領」は下流中年が目指す師匠だ!https://nikkan-spa.jp/967108
80歳のムヒカ前大統領は、自分の死を意識し、一期一会で魂をこめて語りかけてくださった。時には涙を浮かべ、心の奥底から人生哲学と世界の問題点を伝えてくださった。次の8項目にわけて可能な限り、まとめてみます。経歴・人生・仕事・資本主義・消費社会とミニマリスト・政治・世界・愛。
<経歴>
若い時から、貧富の差に憤りを感じてきた。伝説の革命家チェ・ゲバラ氏の言葉「どんなに平和的なデモや政治活動よりも、時として何より強烈で効果的なのが、しかるべき者への一発の銃弾だ」。この言葉に影響され、武装ゲリラ活動へ。ロビンフッドのように貧しい人へお金を配って助けるため、銀行強盗などして富を分配していた。
警官から6発の銃弾を受けて捕まり、13年間投獄される。大統領時代は、大麻合法化・貧困層対策・ネクタイは首を圧迫するボロきれだからしないなど、個性あふれる政策を有言実行される。
<人生>
すべてにはリミットがある。永遠はない。生は死にむかっていくもの。時計のようなもので、いつかぜんまいは止まる。人生という限りある時間を尊重し、節度を持って生きよ。
明日はなにが起こるかわからない。かといって、年老いたことにもチャンスがある。
美しく生きるために戦え!生きられていることは奇跡だ。
孤独では生きられない。他者が必要。孤独とは、共に人生を歩んでくれるコミュニティに属していないこと。一番大きな貧困は孤独だ。人と子と接するために時間をつくれ。大切な人と過ごす時間を消費社会の物欲や仕事をし過ぎのせいで犠牲にはするな。
人生でなにかにコミットし、動かせ!人生には情熱を傾けられる何かが必要。目標に向かって前進する者は、希望をもって生きることができる。自分と戦え。人生とは勝利することではない。最も大事なのは転んでもまた起き上がって歩き続けること。心ともっと行動せよ。意志をもって生きよ。大義をもて。人生に意義を与えよ。
1971年東京都生まれ。15年間カジノで勝ち続けたお金だけで、世界6周。東日本大震災時、ボランティアのため一時帰国。すると、メディア・講演依頼など各方面から引っ張りだこに。検索「プロギャンブラー」にて独占状態。著書に『勝率9割の選択』(総合法令出版)、『ギャンブルだけで世界6周』(幻冬舎)
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