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防衛大学を卒業してブラック企業へ就職…任官拒否した若者のその後

 3月に行われた防衛大学校の卒業式では、任官拒否者が全体の1割以上となり、過去4番目の多さとなった。では、彼らは卒業後、どういう人生を歩んでいるのだろうか? 任官拒否した防大OBに語ってもらった。

就職先ブラック企業が倒産。生活保護受給し再起を図る

●Dさん(20代)現在の年収:140万円/住宅メーカーに就職⇒自己破産し生活保護受給⇒就職活動中

家が貧乏で防大に。任官拒否して就職した会社は“ブラック企業”⇒倒産で生活保護受給し再起を図る日々

※写真はイメージです

 学費不要という理由で防大に進学したDさんは現在、生活保護の受給を受けながら再起を目指す。

「貧乏な家族の生活のために防大に入った。でも、自衛隊という組織は別に大学教育を受けなくてもできる仕事ばかりだと思った。ならば自分が外に出て、もっと防大のプレステージを上げようと」

 任官拒否したDさんは、ネット求人で見つけた住宅メーカーに就職。だが、ブラック企業だった。

「7時出勤で23時まで働き、営業に出れば恫喝紛いの言葉を口にして契約を取ってくる。メンタル面で鍛えられた防大生を企業側に悪用された形です。会社側からも『さすが防大、すごい!』と褒めてくれるのが嬉しかった……」

 ストレス発散のため酒で憂さを晴らし、風俗店に通った。しかし給与が少なかったので結局、カード支払いが徐々に滞った。そして、ほどなくして会社も倒産した。

「自己破産の手続きをし、今は生活保護を受けています。自分は防大出身を名乗る資格もない」

 再就職し、世話になった先輩に報告することを励みに、今日も厳しい生活に耐えている。

― 任官拒否[防大卒業生]の知られざる進路 ―




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