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パナマ文書報道はピントがズレている――猫組長の教科書に載らない経済と犯罪の危ない話

Twitterアカウントは@nekokumicho。3万3000人のフォロワーを擁する

 山口組分裂騒動では詳細な内部情報をツイートし、各界の注目を集めた猫組長。そんな彼が初の週刊誌連載を執筆することになった。週刊SPA!(4月26日発売号)でスタートする『猫組長と西原理恵子の「ネコノミクス宣言」』である。

 反社会的組織に身をおきながら、猫組長は流暢な英語と底知れぬコネクションで国際金融を舞台に切った張ったを20年間近く続けてきた。その主戦場は、パナマ文書の流出で一躍注目を集めることになったタックスヘイブン。バハマやケイマン、BVI(英領バージン諸島)で実際に非合法な金融取引も経験しているだけあって、当然ながら実態に詳しい。

 こうした経歴に着目し、執筆内容の打ち合わせを重ねていたところに起きたのが件のパナマ文書流出だった。「ウィキリークスとは比較にならない」とされる情報流出事件に世界中のメディアが躍起になっているが、猫組長は首をかしげて語る。

「現場を見てきた人間からすると、今報じられている内容はピントがズレているとしか感じられません。どれがセーフでどれがアウトか、あるいは根本的な問題点はなにか。論点がズレたまま報じられ、事実誤認も多い。パナマ文書で注視すべきポイントをきちんと理解しないと、本当の闇は見えてきません。政治家や大企業の資産隠しが議題にあがるのはわかりますが、もっと深くて大きな“世界が抱える闇”がそこにはあるのです。

それに、オフショアの実態は皆さんの生活と無関係とは言い切れない側面があります。リーマンショックはなぜ起こったのか。株や為替、先物市場の暴落暴騰はなぜ起きるのか。タックスヘイブンの構造を理解せずに投資するのがいかに危険なことなのか――20年近い経験をもとに、私なりに書いていきたい」

 タイトルからもわかるように、イラストを担当するのは『ダーリンは70歳』(小学館)が大ヒット中の西原理恵子画伯。異色のタッグが織りなす新連載は、果たしてどこに向かうのか。第一回から目が離せない。〈取材・文/週刊SPA!編集部〉

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