「残念な健康オタクたち」を4種類に分類してみた――共通するのはオカルトを妄信するのに似た信仰心
ハリウッドセレブや成功者に続けと言わんばかりに、巷には意味不明な横文字の健康法が溢れる昨今。そうした「意識高い系」健康法にハマる健康オタクたちに残念なお知らせを発表する。
月間100万PVを誇るアンチエイジングブログ「パレオな男」の管理人であり、自身もさまざまな健康法に挑戦してきたYu Suzuki氏は、残念な健康オタクは4種類に分類できると話す。
「ひとつは情弱系。テレビやブログなどの不確かな情報にすぐ感化されハヤりの健康法に飛びつきますが、積極的に根拠やメカニズムなどを調べることはせず、すぐに飽きてしまうのが特徴です。納豆にダイエット効果があると聞いたらスーパーに飛んでいって買い占めてしまうような人々が該当します。
次に、ヤマ師系。彼らは仕事や生活に不満がありつつも努力をするのが嫌いな人々。『この健康法を行えば人生が開けるのでは』とワンチャンにかけて次から次へと試していくのは宝くじを買う心理と似ています。
そして、自己愛系。自己顕示欲と情報感度が高い一方、知性はお世辞にも高いとは言えず、藤原紀香やミランダ・カーのような健康法や美容法の広告塔を信奉し、ジュースクレンズやファスティングなどの一見お洒落な健康法を嗜む自分をSNSで公開することが至上の喜びです。
最後にライフハック系。中二病的な好奇心で自分がパワーアップしていくことに喜びを感じており、勉強も好きなので、やがて多くの健康法は無意味であることに気づき、“残念な健康オタク”から卒業していくのはこのタイプです」
氏もかつてはライフハック系に属し、幼年期からオカルト誌『ムー』で紹介される「頭が良くなるレコード」などを買い漁っていたという。実際に現在でも「私が健康を追求する心理はオカルトを追求するそれと同じ」と語る。
意識高い系健康オタクの痛々しさを経験者が語る

1
2
|
『一生リバウンドしないパレオダイエットの教科書』 「食う・寝る・動く」だけで痩せていく。野生の体力を取り戻すパレオ(狩猟民族)ダイエット ![]() |
【関連キーワードから記事を探す】
「残念な健康オタクたち」を4種類に分類してみた――共通するのはオカルトを妄信するのに似た信仰心
マスクでインフルエンザは予防できない!? むしろ逆効果だった…
極端な「マクロビ(菜食主義)」にハマるのは危険。将来、寝たきりになる可能性も
「健康にいい」と言われると信じてしまう女性たち。科学者が効能を否定しても…
「健康診断をサボり気味の人」のほうが長生きできる!? “正常値の維持”にメリットはない
「痛い足つぼ」なぜ日本に広まった?ドクターフット代表が語る“知名度ゼロ”からの逆転劇
免疫力低下によるコロナ感染リスクを「11円」ツボ押しで改善する方法
長風呂はNG? 下半身寿命を縮める健康法を専門医に聞いた
日本人は胃がん発症率が高く、認知症にはなりにくい体質!?
意識高そうで意味不明な肩書き。エバンジェリスト、グロースハッカーって?
「和食中心の日本人」には欧米のダイエット法は不要
多民族国家ブラジルの中で「日系人」が長寿なのはナゼ?
野菜や果物は「コールドプレスジュースで飲むと栄養価が高い」は本当なのか? 実は実験結果がひとつもない!?
日本人に「欧米式の食生活と健康法」は有害!? 体質の違いでダメージを受けることも