仕事

中流以上の家庭で「隠れ貧困」に陥ってしまう人の特徴

あなたの隠れ貧困タイプは?

春日武彦

春日武彦氏

 精神科医の春日武彦氏は隠れ貧困を4つのタイプに分類した。それぞれの項目を見て、当てはまるものが多いのが自分の隠れ貧困タイプと言える。これ以外にも、修繕積立金の値上げや親の介護など、不可抗力ではあるが、想定できたはずの出費で隠れ貧困に陥る「無計画出費」タイプもある。予備軍はいつ下流に転落してもおかしくない。 <「隠れ貧困」の4つのタイプ> ●見えっ張り消費 ・子供は私立に行かせたい ・海外ブランドの家具や家電がある ・セールやキャンペーンが好き ・フードプロセッサーを持っている ・年1回くらいは海外旅行に行きたい 浪費は「他人から羨まれる振る舞いである」と考える人がこのタイプ。勝ち負けに敏感だが、それを自分で認めようとはせず、外見ばかりを取り繕おうとする人に多い ●ズボラ無駄遣い ・駅の自動改札でひっかかったことがある ・家計簿をつけていない ・スマホの画面を割ったことがある ・毎月の貯蓄額を決めていない ・ケータイのプランをしばらく見直していない 現状をしっかり把握できていない、見て見ぬふりをしているタイプ。そのだらしない性格は、Suicaの残額を把握していないなど、日常生活でも表面化する ●ストレス浪費 ・ピンときたら即決で買うことがある ・何となくコンビニに立ち寄ったことがある ・帰宅すると、とりあえずテレビをつける ・晩酌をすることが多い ・百貨店や高級スーパーで買い物をする ストレスや将来不安が強く、そこから目をそらすために無駄遣いに走ってしまう。また、寂しさなどによる心の隙間を埋めようと浪費してしまう人もこのタイプ ●こだわり散財 ・色違いや同じような服や靴を持っている ・有機や海外産など食の品質にこだわりたい ・ウォーターサーバーを使ったことがある ・加湿器や空気清浄機がある ・出前の寿司を取ったことがある 収入が多いから散財できるのだが、収入がなくなったら「いつでも無駄遣いをやめられる」と高をくくっている人が多い。貯蓄のない現状には見て見ぬふりをしている ★多く当てはまるものが自分の「隠れ貧困」タイプ! 【荻原博子氏】 経済ジャーナリスト。難しい経済と複雑なお金の仕組みを、生活に根ざしてわかりやすく解説する第一人者として活躍。著書に『隠れ貧困』(朝日新聞出版)など 【春日武彦氏】 精神科医。都立中部総合精神保健福祉センター、都立松沢病院部長、都立墨東病院精神科部長などを経て、医療法人社団成仁病院に顧問として勤務 アンケート/エコンテ リサーチプラス ― 中流家庭を蝕む[隠れ貧困] ―
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隠れ貧困 中流以上でも破綻する危ない家計

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