居酒屋に入ると「ネズミの死骸の有無」がわかってしまう…臭気判定士の困った“職業病”
世の中には数多くの「職業」があるが、その職業特有の悩みは得てして「職業病」と呼ばれる。
住環境、施設での悪臭対策を行う臭気判定士も、その研ぎ澄まされた臭覚ゆえに困った“職業病”に悩まされている。
「同業者どうしであまり清潔ではない居酒屋などに入ると、汚水や下水の匂いが気になってしまい、ネズミの死骸の有無もわかってしまいます。『ああ、ここは臭うね』『いるね~』などと言いながら飲んでますね」(林田正志さん・仮名・41歳)
席を立ってわざわざ発生源を探しに行くことも珍しくない。
「皆で、なりふり構わず嗅ぎに行ってしまいます。個室席だと、椅子に上がって天井裏の点検口を開けてチェック。あれ、結構簡単に開いちゃう。家具裏も匂いの発生源なので、家具を動かしてみたりもしましたね」(同)
はたから見たら不審な客そのものだが……。
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