雑学

「幻の弁当」も!酉年の鳥弁当はうまみタップリ名品ぞろい【第52回駅弁大会実食リポート】



肉肉しくワイルドな味わい、しゃも弁当


 お次も初登場、18日まで実演で出店しているのは「玉屋の奥久慈しゃも弁当」(茨城県 水郡線 常陸大子駅/1000円)だ。

 大子駅前ある「玉屋旅館」がひとつひとつ丁寧につくる「しゃも弁当」。旅館ではお重に入ったものが食べられる名物弁当で、33年前から旅人の舌とお腹を満足させてきた名品だ。

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1272658

名所・袋田の滝が描かれた力強い掛け紙

 袋田の滝が描かれたシンプルな掛け紙に、今や珍しくなった掛け紐。大会初日には初出店の緊張のせいか掛け紐がスムーズに結べず大渋滞を起こしてしまっていたが、それも注文を受けてから一品一品つくる伝統のスタイルのため。女将さんが不備を丁寧にわびていたのが印象的で、思わず「がんばってください!」と声を掛けてしまったほどだ。

大き目にぶつ切りされたしゃも肉が鎮座する

 掛け紐を丁寧にほどき、掛け紙を外すと、インパクト満点のしゃも肉が目に飛び込んでくる。卵のそぼろ、そしてささがきのゴボウ。シンプルで力強いビジュアルに思わず腹が鳴る。

 醬油でほんのり色がついたしゃも肉を箸で摘めば、ズシリと重い。かぶりつくと跳ね返されるかと思うほどの歯ごたえ。噛めば噛むほどしゃもの味が口に広がっていく。甘さは抑えめで、肉の味がしっかりと感じられ、思わず唸ってしまったほど。甘辛いゴボウ、卵のそぼろも相性バッチリ。ごはんもフタが盛り上がるほどたっぷりで、これで1000円は実にコストパフォーマンスが良い。

 現地では事前予約しないと手に入らないというこちらも「ハードル高め」の駅弁(出店は18日まで)。他には大定番の「鶏めし弁当」(秋田県 奥羽本線 大館駅/880円)が実演販売されるなど、酉年にふさわしく話題に事欠かない今大会、ぜひ実際に味わってほしい。

 駅弁記者は明日以降も会場に出没し、注目の味、鉄板の味、隠れた逸品、珍品をレポートします!

取材・文・撮影/駅弁記者(参加=10年連続15年目)

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【第52回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会】
1月12日(木)~24(火)
京王百貨店新宿店7階大催場
午前10時~午後8時 ※18(水)は午後5時、24(火)は午後6時閉場
http://www.keionet.com





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