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母親が応援!? 「親公認AV女優」のリアル

恵比寿マスカッツが果たす意外な“役割”とは?


――「恵比寿マスカッツ」のようなAV女優のアイドル化がもたらした影響も大きい、と触れています。

アケミン:マスカッツのメンバーの中には親御さんがライブに来るという子もいます。昔、お母様があまりにノリノリで踊っていてファンの間でも有名になってる、なんて噂もありましたね。

 本書でも取り上げた副キャプテンの川上奈々美ちゃんは、デビュー半年後に親バレして、一時は家族とも疎遠になったといいます。けれどマスカッツや映画、舞台の活動とタレントとしての活動をきかっけに信頼関係を回復して、今ではお母さんが励ましてくれている、そんな親公認の説得材料となっている例もある。

 ただ、親を説得しても、完全に親が納得しているわけでもない。それを感じ取っている女優さんも多いです。一般的に親が望む「結婚して、出産して」という王道の生き方と自分の意志が食い違うこともある。

「私もいつかはパパママの顔を見たいけど今まだ会えない」

という「親不孝ベイベー」というマスカッツの曲のフレーズが胸に刺さってくるところです。

――読み進めていくうちに、昨今AV業界に大ダメージを与えた「強要問題」とは、ずいぶん異なる世界観だと感じました。アケミンさんはたくさんのAV女優にインタビューをしてきた経験から、どのように考えますか?

アケミン:確かにAV業界は出演強要の被害がでやすい構造であったのは事実ですし、改善していかなくてはなりません。ただAV女優になるきっかけは様々だけれど、自分の意志で職業として向き合っている女優さんがいる、これもまた一つの事実です。

 本書でも「今はAVって軽い気持ちでやるもんじゃないと思ってる。1本出たくらいAV女優を名乗らないでほしい」という女優さんの言葉がありました。彼女たちの葛藤や割り切れなさを含めて、その言葉をできるだけそのまま、一つ一つ丁寧に伝えられたらと思います。

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「AV女優」に対する考え方の変化

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うちの娘はAV女優です

「裸を売る仕事」をめぐる親子関係、価値観の変容を浮き彫りにする衝撃作!!





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