雑学

「生茶」をぶっかけるお茶漬け「鯛ひつまぶし弁当」は何が新しい?

 お弁当宅配&ケータリングのインターネットモール「ごちクル」が、10年連続ミシュラン星を獲得している日本料理店「銀座 うち山」の名物メニュー鯛茶漬けの味を楽しめる鯛ひつまぶし弁当を発売し、人気を集めている。5月15日(月)より3カ月間の期間限定で販売されているこちらの弁当。

「生茶」をぶっかけるお茶漬け「鯛ひつまぶし弁当」は何が新しい?

売り上げを左右することもあるというお弁当の容器。重厚感があり、のし紙にも高級感が

 そこには、近年食品業界各社が高級弁当市場に力を入れ始めている背景があるようだ。

 近年、特産品を贅沢に用いた地方の駅弁や、今半や叙々苑などの都内の有名店プロデュースの弁当が発売されるなど、高級路線のお弁当は重役会議や接待などのビジネスシーンにおいて需要が高まっているという。

 800ブランド・8000種のお弁当を取り扱う「ごちクル」では、そういったおもてなしの場面で提供される1500円以上の高価格帯の仕出し弁当も多く取り扱っており、この鯛茶漬けもそんなプレミア感溢れるラインナップのひとつとなっている。とはいえ、やはり“お茶漬けお弁当”という発想はなかなか珍しい。いったいどのような代物なのか実食してみることにした。

 生茶を製造するキリンビバレッジとごちクルの共同企画によって誕生したこちらの鯛茶漬け弁当。生茶の魅力を最大限に引き出すため、ごちクルが提携する全国の有名店や料理の中から抜擢されたのが、日本料理の名店銀座うち山だった。

 胡麻の味を生かしたコース料理を目当てに、遠方からのお客さんも多い同店では、本来、生の切り身を使用する鯛茶漬けを提供しているが、この弁当では独自の“ひつまぶし”に改良。濃いめに味付けするなど弁当ならではの工夫が施されている。

 実食にあたり、“鯛の特製胡麻だれ”をのせたご飯にキリン生茶を注ぎ、お弁当に付いている紐を引き抜く。すると、崎陽軒のシウマイ弁当のようにスチームが出て、7~8分待つとホカホカの鯛茶漬け弁当ができあがる。

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1337586

鯛の特製胡麻だれをご飯の上にのせ、生茶を注ぐ。注ぐ量は300mlペットボトルだと半分ほど。飲料用にお茶が程よく残る

上蓋をして10分弱待つ。蒸気で温まるのでお醤油を取り出すのもお忘れなく

 価格は生茶300mlが付いて2,160円(税込・配送費は別途)。決して安くはないが、「堅苦しい会議を一新できるような、お昼時の会話が盛り上がるきっかけにこのお弁当になれたら」と商品開発の担当者が語るように、気乗りしない重たい会議や退屈な勉強会がこのようなお弁当ひとつで和めば、そのコスパは悪くないのかもしれない。

⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1337590

メインの鯛茶漬けだけでなく脇を固める副菜も美味い

お茶漬けにせずそのままご飯と一緒に食べてもアリ

カリッとした焼き目が香ばしい胡麻豆腐

 一ヶ月待ちとも言われる名店の味を、気軽に楽しめるのが人気を集めている理由らしい。企業だけでなく、個人客の反応も大きいそうで、地方の特産品や知る人ぞ知る名店の味を自宅や職場で手軽に楽しめる高級弁当の需要は、今後ますます高まってくるかもしれない。

出汁巻き玉子など副菜はひとつひとつ職人が手作り

 こちらの弁当は8月11日(金)までの販売。お届けエリアは首都圏エリア(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県。一部エリアを除く)となっている。

<取材・文/伊藤綾>




おすすめ記事