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「ミラノBento」「ひつまぶし巻き」斬新な駅弁を発見!【第51回大会実食レポ】

―[第51回駅弁大会]―
 2週目に突入した、新宿・京王百貨店で開催されている「第51回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」。記者も新たな味を求め、連日会場をさまよっている。  300もの駅弁が出展されるなかで、趣向を凝らしに凝らした「個性的な駅弁」を発見したのでご紹介したい。

「ミラノ」と「Bento」のマリアージュ

 色とりどりの食材がガラスケースに並べられている華やかな実演ブースで14日から売られているのが「ミラノ万博出展記念 日本の地中海Bento」(兵庫県 山陽本線 姫路駅/1390円)。駅弁では今大会唯一の「アルファベット表記」に惹かれて思わず購入した。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1030911
「ミラノ万博出展記念 日本の地中海Bento」

「ミラノ万博出展記念 日本の地中海Bento」

 イタリアの三色旗をモチーフにしたパッケージも斬新。「ミラノ万博出展記念」と書かれているが、これは調整先の「まねき食品」が2015年7月、イタリア・ミラノでの国際博覧会で、駅弁の実演、弁当文化や歴史を紹介したことを記念して作られた駅弁とか。「日本の地中海」瀬戸内海の味をふんだんに盛り込んだ駅弁とも、売り子さんが教えてくれた。
「ミラノ万博出展記念 日本の地中海Bento」

瀬戸内海の食材をイタリア国旗に見立て

 パッケージを開けるとなんと、三色の食材で彩られている。右に鱒とえび、真ん中に鯛と白こんにゃく、豆腐しんじょ、左にはジェノベーゼソースで和えたタコ、うぐいす豆、ピクルス。爽やかなビネガーが香る。  下に敷かれたのは酢飯。えび、鱒の赤組はオリーブオイル、鯛が載った白組は柚子胡椒風味が酢飯とマッチしていて旨い。白ワインが欲しくなる。ジェノベーゼソースがかかったタコとピクルス、うぐいす豆の緑組と酢飯との相性は実に「個性的」であった。  実はこのまねき食品、記者も最も印象に残る駅弁のひとつである、「おでん駅弁」(nikkan-spa.jp/128365)を開発した調整先。ひと味違ったものを提供し、我々駅弁ファンを喜ばせてくれるチャレンジ精神は健在であった。

ひつまぶしが太巻に

 輸送弁当のコーナーで購入したのが「ひつまぶし巻き」(愛知県 東海道新幹線 名古屋駅/1000円)。昨年好評だった「抹茶ひつまぶし日本一弁当」(https://nikkan-spa.jp/781181)が今年も出店(輸送コーナー)されており、その旨さから期待が高まっていた。やはりと言うか開店前から並んだにもかかわらず、2日連続、瞬殺で「ひつまぶし巻き」は売切れ、駅弁ファンの期待値を実感していた。 ⇒【写真】はコチラ https://nikkan-spa.jp/?attachment_id=1030918
ひつまぶし巻き

「ひつまぶし巻」

「三河一色産うなぎ使用」と大きく書かれた細長いパッケージを開けると、ひと口大、6つにカットされた太巻きが。備え付けの説明書きには、ひつまぶしと同様、最初はそのまま、次にワサビを添えて、最後はお茶漬けにして食べてほしいと書かれている。  甘いうなぎのタレの香りが食欲をそそる。まずはそのままひと口。もっちりとしたご飯にタレが染みこんでいて実に旨い。真ん中には刻んだうなぎ。実に香ばしく、あっという間に2切れ目も食べてしまった。  ハタと気づいて、3切れ目は備え付けのワサビを載っけていただく。ツンとした辛味が甘いタレを中和してさっぱりと食べられる。
ひつまぶし巻き

ラストはお茶漬けで

 最後はお茶漬け。粉末の抹茶がついているのが憎い演出。お椀を用意し、ワサビを載せたうなぎ巻を入れ抹茶を注ぐと、完全なるひつまぶし! 暖かいお茶にほっこりする。オフィスや自宅でぜひ試してみてほしい一品だ。 【第51回元祖有名駅弁と全国うまいもの大会】 1月7日(木)~19(火) 京王百貨店新宿店7階大催場 午前10時~午後8時 ※20(水)は午後6時閉場 http://www.keionet.com 取材・文・撮影/駅弁記者(参加=9年連続14年目)
―[第51回駅弁大会]―
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