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JKビジネス規制条例のその後――いま明かされる「マジでJKいるかも」と思わせる巧妙な手口

 秋葉原から、いわゆる“JKビジネス”店が締め出されて1か月以上が経った。ほとんどの店舗は、ホームページ上で休業や廃業を宣言するか、店のコンセプトを変えるなどして営業を続けているが、実情はどうなのか。かつて「現役女子高生在籍」を売りにしていた秋葉原のX店を尋ねた。  以前設置されていた女子高生風の衣装を着用した女性の看板は撤去されており、外からは一見、ショットバーかガールズバーに鞍替えしたように見える。雑居ビルのエレベーターに乗り店の入り口に着くと、一人の男性が立っている。 「お客様、初めてですか?」  ジーパンにTシャツ姿の若い男性は、どうやら同店のボーイであるようだ。筆者は2か月前に取材で同店を訪れていた。ここは正直に再訪であることを告げるが、どうも怪しまれているようで「7月以降に来店はしたか」「指名の女のコはいるか」「店の存在をどこで知ったか」などとしつこく質問される。  やっとの思いでボーイから店内に案内してもらうと、やはりというか、そこにはブレザー制服姿の女性が数人、カウンターのなかで忙しく動き回っていた。 女子高生

かつてのJKビジネス店に足を運んでみると…

 先ほどのボーイから、料金システムなどの説明を受けていると、カウンター越しの女性が「制服が好きなんですか?」と問いかけてきた。「JKコンセプトの店が減ったからね」と返すと、すかさずボーイが割って入ってくる。 「お客様、うちは制服ですが、女子高生の制服ではないんですよ。制服の専門学校とか看護学校とかあるんですよ。JKコンセプトは条例で禁止されてますので、ご理解いただけますか?」  なるほど、あくまでもX店にいる女性の衣装は、禁止されている女子高生のそれではなく、専門学校などの“制服”であり、条例で規制されているものには該当しない、というのが店側の言い分のようだ。よくよく観察してみると、働いている女性も男性スタッフも、ほとんど2か月前に来店した時の顔ぶれと変わらない。彼らには遵法精神など全くないようだ。  以前、「自前の制服を着ている」と筆者を接客してくれた、自称“女子高生”のNもいた。早速指名し、カウンター越しにあえて「初めまして」と声をかける。どうやら酔っているらしい。 N:初めまして! お兄さん、お店初めて? 筆者:以前来たかもしれないが酔っ払っていて覚えていなくて……。 N:うちは常連さんが多いんですよ。でもお兄さんのことは知らないな。 筆者:Nちゃんは若そうだね。 N:18歳!でももうババアだよね。 筆者:18歳っていうと……大学生? N:……に見える?(スーツっぽい)ブレザーだから、もっと上に見られるよ! 筆者:童顔だから高校生くらいにも見えるよ。 N:ありえないしー!
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年齢などの話になると、きまって話をはぐらかす…
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