冷めたコンビニおでんを劇的に美味しくする裏ワザ――誰でも出来る簡単アレンジ術
メーカーの努力でコストカットを実現したものから、コンビニやスーパーの低価格プライべート商品まで。コスパのいい食品を使った食品を、簡単アレンジでさらにおいしく味わう!
低価格でもおいしい高コスパ食品がある一方、「ちょっと物足りないなあ」と感じる食品があるのも事実。こういった食品を、簡単なひと工夫でおいしく味わうにはどうすればよいのか? 『女ひとりの夜つまみ』などの著書で知られるツレヅレハナコ氏に聞いた。
「冷凍食品やコンビニの食品を生き返らせるのに必要なのは、卵、チーズ、薬味、油」
この4つがあれば、だいたいのメニューは何とかなるという。
「パサついたサンドイッチやポテトサラダなどは、チーズをのせてオーブンで焼けば立派なつまみになるし、インスタントの味噌汁は出来合いの薬味とごま油ひとたらしで濃厚な味わいに。冷凍炒飯は紅ショウガを散らすだけでフレッシュになりますよね」
この基本ルールを踏まえたうえでツレヅレハナコ氏が今回伝授してくれたのが、以下の3品だ。
まずはコンビニおでんの卵とじ。
「おでんはもちろんそのままでもおいしいのですが、家に持ち帰ってちょっと冷めちゃったなーというときは、温め直すついでに卵とじにしてみてはいかがでしょうか。ヘルシーさは保ちつつ満足度は大幅アップします」
続いては冷凍餃子グラタン。
「チンした餃子をケチャップとチーズでグラタンに。5個入りの餃子だけだと物足りない人にオススメです」
最後は、ダイエットフードとしても人気のサラダチキンを、ヨーグルトサラダチキンにアレンジ。
「ヨーグルトとチューブにんにく、オリーブオイルでアレンジすれば本格派っぽいギリシャ風に変身しますよ」
<コンビニおでんの卵とじ・作り方>
買ってきたおでんの具材はひと口大にカットし、汁ごと深めのフライパンに。火にかけて沸騰したら溶いた卵を回し入れて、ふたをして半熟になるまでしばらく待てば完成!
<冷凍餃子グラタン・作り方>
冷凍餃子をチンしたら、箸でくずしながらケチャップと混ぜる。上にチーズをのせて、オーブンで3~4分温めれば完成。炒飯も足してドリアにしても満足度アップ!
<冷凍餃子グラタン・作り方>
サラダチキンを食べやすい大きさに切り、無糖のヨーグルト、チューブのにんにく、オリーブオイル、塩(それぞれ適量)と混ぜる。タンドリーチキンなどフレーバーのあるものでもOK!
【ツレヅレハナコ氏】
お酒と、お酒に合う食べ物のことばかり考えている編集者。著書に『女ひとりの夜つまみ』(幻冬舎)、『ツレヅレハナコの薬味づくしおつまみ帖』(PHP研究所)など。
取材・文/「安くても美味い食品」取材班 撮影/福本邦洋
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