缶コーヒーの豆の種類や等級を偽装…匿名で告発、食品業界の隠ぺい事情
もうひとつ、食品業界にありがちなトラブルが異物混入だ。これについて、大手食品メーカーで働くTさんは「表沙汰にならずに解決しているトラブルは頻繁に起こっている」と打ち明ける。
「私の働く工場では日本語があまり通じない外国人も多く、製造ラインでミスが起こるのは日常茶飯事。材料の分量を間違えて味が変わってしまうこともあります」
すぐにバレそうなものだが、材料費を削減したせいで「味が落ちた」というクレームが日常的に届いているため、多少の変化ならバレることはほぼないという。
「冷凍食品のハンバーグに玉ネギを入れすぎたことがありましたが、流通ルートに乗せず職員が自宅に持ち帰って隠蔽しました。それを近所に配った人間がいたことで発覚しかけましたが……」
報道されている食品トラブルは、まさしく氷山の一角なのである。
― [我が社の隠蔽]バラします ―
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