永江朗・いとうせいこうのトークイベント「本から読み解く近代史」が泣けた<ライター・山田ゴメス>
―[山田ゴメス]―
読者の皆さんは、「永江朗」という人のことをご存じだろうか?
一般的には馴染みが薄いのかもしれないが、僕ゴメス記者らが身を置く出版界では「知らなかったらモグリ!」と断言してもよいほど著名で敏腕な編集者兼フリーライターである。
なにを隠そう、ゴメス記者がまだ駆け出しのイラストレーターだったころ、一番最初に僕のイラストを起用してくれて、ちょっぴりホメてもくださったのが永江さんで、以降、ライターに転身してからも(一応、イラストもまだ営業中ではあるのだがw)、硬軟問わない豊富な知識量と圧倒的かつフレキシブルな文章力、それに縦横無尽に張り巡らされた多彩なネットワークにいまだ心酔し続け、唯一(勝手に)「師匠」と仰いでいる敬愛すべき人物だったりする。
そんな永江さんが、去年WAVE出版から刊行された『日本の時代をつくった本』(9000円+税)という大型書籍を監修。
その記念イベントとして2017年12月14日、あの、いとうせいこう氏を迎えてトークショーを開催する(日比谷図書館文化館B1・日比谷コンベンションホール)という情報をキャッチ! 通常なら、この手のイベントにはとんと顔を出さない物臭なゴメス記者ではあるけれど、久々に「師匠」と会いたい一心で……いそいそと若いねえちゃんを引き連れ、足を運んでみた次第である!
「永江朗・いとうせいこうが語る
本から読み解く近代史
日本の歴史をつくった本たち」
イベント名だけを聞くと、いかにもおカタそうなイメージっぽいが、そこはサスガ百選錬磨のお二人だけあって、「途中でトイレに行きたくなった方は遠慮なく…」とのツカミから、ともすれば少々取っ付きにくそうなテーマを、じつにわかりやすく噛み砕いた、流暢な“キャッチボール”が約1時間半!
結論から言えば、今回同行をお願いした若いねーちゃんも「面白かった!」と大満足。こういう学術的な催しをデートのネタとし、たまには意表を突いてみるのもアリ……だと、またひとつお利口になったゴメス記者なのであった。
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大阪府生まれ。年齢非公開。関西大学経済学部卒業後、大手画材屋勤務を経てフリーランスに。エロからファッション・学年誌・音楽&美術評論・人工衛星・AI、さらには漫画原作…まで、記名・無記名、紙・ネットを問わず、偏った幅広さを持ち味としながら、草野球をこよなく愛し、年間80試合以上に出場するライター兼コラムニスト&イラストレーターであり、「ネットニュースパトローラー(NNP)」の肩書きも併せ持つ。『「モテ」と「非モテ」の脳科学~おじさんの恋はなぜ報われないのか~』(ワニブックスPLUS新書)ほか、著書は覆面のものを含めると50冊を超える。保有資格は「HSP(ハイリー・センシテブ・パーソンズ)カウンセラー」「温泉マイスター」「合コンマスター」など
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