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40代には信じられない2018年大学受験の新常識 人気は“早慶上明”、芝浦工大の躍進…

3位:現役合格者が圧倒的多数……6人

 文部科学省が出している「学校基本調査」というデータでは、1985年には2.5人に1人が浪人生だったという。しかし、その割合は徐々に減少傾向に転じ、1992年は3人に1人。2000年は大学入学者数60万人のうち、なんと12万人が浪人生で、5人に1人が浪人生。  さらに時代が下って2013年の大学学部入学者総数のうち現役率は約85.1%、浪人率は約12.4%で8人に1人。今年の大学入試センター試験では、前年度の同時点より現役生は1万2036人減少、浪人生は2675人増加したものの、出願者数全体の約83%を現役生が占めていた。医学部などの難関学部を除いた場合、現役合格者の割合はさらに大きくなる。浪人生の割合は顕著に減っているようだ。  それだけ時間やお金をかけて大学に進学することの意味、“コスパ”への疑問が強まっているということなのかもしれない。

3位:地方の“2番手高校”が中高一貫化で一流進学校に……6人

並木中等教育学校HPより

 地方の公立高校などが母体となって、私立のように中高一貫教育を6年間一体的に行なう公立の中等教育学校が近年増え、大変な人気を誇っている。  文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール事業の指定を受けているつくば市の「茨城県立並木中等(高等)教育学校」は、将来の国際的な科学技術関係人材を育成するための先進的な理数教育などを実施し、2017年度、東大・京大12人、早慶上智に43人の合格者を出した。ちなみに、同エリアには竹園高校という県下有数の進学校があり、かつては並木高校は竹園高校に次ぐナンバー2の高校だった。  また、論理的な力を育成する授業が特徴的な都立名門校「都立桜修館中等教育学校」は、17年入試では38人が国公立大学に現役合格。横浜市立としては初めての中高一貫教育校(併設型)で、2012年4月1日に開校した「横浜市立南高等学校(付属中学校)」も2018年春に第1期生の進学実績が期待されている。
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芝浦工業大学の偏差値が上昇!?
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