更新日:2024年01月18日 16:16
エンタメ

娘の中学受験、大学付属か進学校か…子どものために取るべき選択とは?笑い飯・哲夫が語る教育論

 9年連続でM-1の決勝ラウンドに進出し、’10年にM-1王者に輝いた実力派芸人、笑い飯の哲夫。小・中学生向け学習塾の経営者としての顔も持つ彼が、令和ニッポンの教育について考え、悩める親たちの相談に答えていく!
笑い飯哲夫

笑い飯・哲夫

娘を大学付属の中学に入れるか悩んでいます

相談者◉48歳男性・会社員(妻、長女15歳、次女11歳)
受験

※写真はイメージです(以下同)

 次女の中学受験を1年後に控え、そろそろ志望校を絞っていきたいのですが、第1志望を進学校にすべきか、大学付属の中学校にすべきか悩んでいます。大学付属だと今後受験で大変な思いをせずに済むので、中高の6年間をのびのび過ごすことができるし、親としても気がラクです。  ただ、向学心の強い娘なので、親のエゴで付属校に入れてしまうことで、大学の学部を選ぶ際などに選択肢を狭めてしまうのではないかという懸念もあります。しんどいときもあるでしょうが、進学校で切磋琢磨しながら勉強して、進みたい道に合った大学・学部を選ばせたほうがいいのかもしれない気もしています。  どちらが娘にとってより豊かな人生になるでしょうか。 

哲夫のアンサー

 そんなに悩むこともなさそうですよ。最近は大学付属の中学や高校でも、他大学への受験を積極的に指導するところが増えているようです。中には、内部進学率が3割を切る付属校もあります。  内部の大学への進学を強制する学校はまずないでしょうから、進路の選択肢を狭めてしまうこともなさそうですよ。私立の付属校に進んだ娘さんが、もし途中で東大を目指したい、国立の医学部を目指したいとなれば、しっかりそれらの道に進むことができそうです。  ですから娘さんが次に進む中学は、進学校でもいいですし、付属でもいいですし、受験は高校までお預けして中学受験はしなくても大丈夫です。もちろん通うのは娘さんですから、娘さんが通いたい学校を選んでいただくのがいいと思います。
次のページ
自然との戯れこそが人生を豊かにする
1
2
’74年、奈良県生まれ。県下随一の進学校・県立奈良高校から関西学院大学文学部哲学科に進学。卒業後の’00年に西田幸治と笑い飯を結成し、’10年、M-1グランプリ優勝を果たす。『がんばらない教育』『えてこでも分かる笑い飯・哲夫訳 般若心経』ほか著書多数

がんばらない教育

格安補習塾を経営する哲夫による画期的な子育て論


記事一覧へ
おすすめ記事