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2050年、海は魚よりプラスチックゴミのほうが多くなる!? 海洋汚染の実態

いちばんの対策は、まず「使用量を減らす」こと

 海中のプラスチックをこれ以上増やさないための対策としては、どんなものがあるのだろうか? 「いちばん大事なのは『発生源を絶つ』ことです。まずは使い捨てプラスチックの使用量を減らすこと。現在、大量のプラスチックがごみとして燃やされていますから、減らすことは温暖化防止にもなります。そのうえでリサイクルを進め、海岸や河川、街のプラスチックごみを拾う。あとは石油由来のものには税金をかけるなど、政策による誘導。もう一つは、植物由来のバイオプラスチックなど生分解性の高いものに替えることです」 「経済的」というときのコストには、環境への負荷は入っていない。また「便利」というのもすべての人にとってのことではなく、不要な場合も多々ある。一人一人が、身の回りから使い捨てプラスチックが減るように行動することが最も必要なのだろう。 取材・文/北村土龍(本誌) 写真/高田秀重 図/futomoji
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グリーンピース・ジャパン「プラスチック・フリーの」暮らしをつくろう!
http://plasticfreelife.jp/
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