東京五輪前にチェックしたいテコンドー観戦の知られざる魅力 攻防は空手やキックボクシングよりダイナミック!
極真空手やキックボクシングだと、頭部への蹴りなどそうそう決まるものではありません。相手が前に踏み出した足を狙うローキックが攻防の中心となるので、大きく踏み込んで頭部への蹴りを放つ前に軸足を蹴り飛ばされてダメージを負ってしまうのです。しかし、テコンドーはローキックがないので、攻防はとてもダイナミック。遠距離から飛び込んでかかと落としなど、夢あふれる攻撃も頻繁に見られます。
回転鋭く死角から飛んでくる蹴りは避けづらいのか、少し実力差がある対戦だと面白いように蹴りが当たり、ポコポコ得点が入ります。2分×3ラウンドという決して長くない試合のなかで、20点も30点も入る試合も。そのためある程度の点差がつくとその時点で試合を打ち切るような仕組みも組み込まれています。
素人にも分かりやすいルールに迫力ある攻防は魅力たっぷり。ところが国内トップレベルの大会なのに、ほぼ関係者しか会場にいないシチュエーションはまさに穴場。テコンドーへの期待が高まるフモフモ編集長は、さらに予想もしなかった光景を目にすることになる……(近日公開の次回に続く)
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