人気の2万円超トースター「バルミューダ」より安くて優秀なトースターはある?
コンビニフードやファストファッションなど、さまざまなジャンルで圧倒的な人気を誇る商品がある。それらは、「売れているから」という理由で手に取りがちだが、果たして本当にすばらしい商品なのか? 専門家がその実力をジャッジ!
<トースター>
[ひとり勝ち] BALMUDA The Toaster(BALMUDA・2万4730円)
[対抗] ハイブリッドオーブントースター(シロカ・2万1250円)
[対抗] グラファイト グリル&トースター(アラジン・1万3370円)
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安ければ2000円台で買えるトースター業界に突如現れた2万円超の高級トースター・BALMUDA。給水口に5ccの水を入れてからトーストすると、独自の「スチームテクノロジー」で驚くほどおいしいトーストができると瞬く間に人気商品となった。家電コーディネーターの戸井田園子氏に躍進の理由を聞いた。
「トースターにしろ、扇風機にしろ、BALMUDAが成功した商品って、もはや誰も注目していなかった『昭和の枯れた家電』なんですよね。大手メーカーは、今さらわざわざいいトースターを作ろうという発想がなかった。ライバル不在の状態で、技術を結集させて、かつデザイン性の高い商品を作り出したことがひとり勝ちできた理由といえます」
「給水口に水を入れる」という儀式も、成功を後押ししている。
「シロカやアラジンのトースターは、固有のヒーターを使うことで、わざわざ水を足さなくても、パンの水分量を保っておいしいトーストが焼ける優れもので、デザイン性も高い。後発とはいえ性能的には引けを取らないはずなんですが、『丁寧な暮らし』が尊ばれる昨今、あえて手間をかけさせるほうが、体験としての価値が高いと消費者が判断して人気なのでしょう」
●判定
水を足さなくてもおいしく焼けるシロカやアラジンの技術はさらに高い!
※価格はすべて税込み。希望小売価格のないものは実勢価格で表記しています。商品は次期により、販売終了する場合があります。
―[ひとり勝ち商品]の実力を検証してみた ―
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