恋愛・結婚

「わたし恋愛禁止なの…」おっさんが嫌いなキャバ嬢の言動

― 木村和久の「オヤ充のススメ」その206―

 最近、ネットで「若い女性に嫌われるおっさんの行動」がウケているようですが、それって一方通行ですよね。これではオヤジだけが嫌いの対象になってしまいます。ここはバランスを取って、おっさん側だって「若いコを嫌う権利があるんだぞ」とさりげなくアピールしておかないと。これが平等ってものです。

オヤ充のススメ というわけで「こんなキャバ嬢はおっさんに嫌われる」シリーズをお送りします。さっそく、こんな「迷言」が出ました。

①「この席、凄く楽なんだけど」


「奥の席で、ジジイにイジメられたの~。どんな下着はいてるの、だって~。それに比べれば、この席は凄く楽しいわ。ねえねえ、アイスとポッキー頼んでいい?」

「いいよ、いいよ、ゆっくりしていけば」

 こうやって常連客の席を「待避所」あるいは「休憩室」代わりに、使うキャバ嬢がいます。キャラクター的には俳優の温水洋一さんのような、ほのぼのキャラのおじさんが休ませてくれます。「接客はいいから、休んでいきなさい」と言われれば、キャバ嬢も甘えてきます。

 アメリカ文学でいえば、サリンジャーの「ライ麦畑でつかまえて」の世界ですか。「僕は、キャバ嬢たちが悪いお客さんにイジメられないように、遠くから眺めて見守っていたんだ」ってさ。前川前事務次官の登場以降、善意の「夜回り先生」が増えてきました。甘えるキャバ嬢も甘やかす客も、どっちもどっちですけどね。

②「同伴してあげても、いいけど」


 おいおい、同伴はキャバ嬢側がお願いするものでしょ。お店がオープンする前の夕方、お客さんと食事をする。それから開店間もない店に、一緒に入店する。だから「同伴出勤」というのです。店側は開店間もない時間帯だから、ガラガラ。そのとき、確実にお客さんが入るのは、たとえ一人客でも嬉しいものです。

 キャバ嬢側には、同伴代として5000円ぐらい日当にプラスされます。もちろん、そのお金はお客さんが払う。だから、飲み代が通常2時間2万円ぐらいで飲んでいたけど、同伴をすると2万5000円ぐらいなる。そういうことなんですね。

 だから9割ぐらいのキャバ嬢は、客が「同伴をしてあげる」役となります。残り1割ぐらいの可愛いコは人気が高いので「こちらから同伴をお願いする」のです。とはいえ、同伴の約束をしたところで、夕方六本木集合と言いながら、平気で遅刻をしますから。

「ごめん、寝てて、遅刻しちゃった」

「もしもし~。夜の7時に寝坊って、どんな生活しとるんや」

③「この店、つまんな~い」


 新人のコが席に着くと、挨拶がてら感想を聞くことがあります。

「この店どう、気に入った?」

「つまんな~い、だっておっさん、ばっかしだもん」

 おっさんの前で、それを言うか? そういうのはロッカー室で言いなさい。そもそも、キャバクラで楽しいのはお客さんであって、働いているキャバ嬢はさほど楽しくないでしょ。所詮、仕事なのだから。そこをよく理解していないキャバ嬢が多いのです。奇麗な服を着て、男にチヤホヤされるのが仕事と思っている、そういう勘違いキャバ嬢の多いこと。それは、アイドル並みのルックスのコが許される特権ですよ。

次のページ 
わたし、恋愛禁止なんです

1
2
50歳からのかろやか人生

体は枯れても頭の中は未だ現役気分、コラムニスト木村和久が贈る そんなバブル世代(50~60歳)へ向けた老後生活の道しるべ





おすすめ記事