恋愛・結婚

「わたし恋愛禁止なの…」おっさんが嫌いなキャバ嬢の言動

④「わたし、恋愛禁止なんです」

 だから、アイドルグループの掟じゃないんだからさ。キャバクラで恋愛禁止と言われてもね。 「じゃあ、なにかい? 援助的な交際ならいいのか」 「プップ~、もっとダメ」  恋愛禁止宣言をしているキャバ嬢なんて、そもそもこっちは口説けるとは思ってないけど、夢がないじゃん。こういうのも心の中で語ってて欲しい。客の前でいうことじゃないよね。

⑤「奥さんに悪いからさ」

「お前のことが好きだ~つきあってくれ」  そう正攻法で言うと、「奥さんに悪いから、ちょっと無理かなあ」って、おいおい、キャバクラは家に帰りたくないおやじのオアシスでしょうが。家庭を忘れたいのに、思い出させるなって。開き直って「おれはキミと、人生をやり直したいんだ」と重い言葉を吐き出せば……。 「じゃあ、店を持たせてくれる?」  って、ドラマ「黒革の手帖」かよ~。「いえ、そんな甲斐性がないので、今回は、私も辞退させて頂きます」とまあ、若いキャバ嬢との会話はもはや宇宙人との交流みたいなものです。  ただこういう世代の違うキャバ嬢も、いやいや言いながら何回か喋っていると、奇妙な連帯感、例えば「ストックホルム症候群」のようなものが、芽生えてくるから不思議です。  よく「新婚さんいらっしゃ~い」を見ていると、「出会いは最悪でした」みたいなコメントあるでしょ。だから出会いは悪くていいんです。キャバクラの凄いところは、嫌われてても「指名」制度で、席に呼べるところ。さあみんな「嫌われる勇気」の精神をもって、間合いを詰めようって、その日本語の使い方でいいのか?
トレンドを読み解くコラムニストとして数々のベストセラーを上梓。ゴルフやキャバクラにも通じる、大人の遊び人。現在は日本株を中心としたデイトレードにも挑戦。著書に『50歳からのかろやか人生』
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50歳からのかろやか人生

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