スーパーの“食品トレー”は店内で捨てる? 持ち帰る? 従業員の悲痛な叫び
日本国内における多くのスーパーでは、肉や魚介類、一部の野菜などの生鮮食品が、プラスチック(主に発泡スチロール)製の“食品トレー”に包装されて売られている。
関西地方の食品スーパーに勤務するAさん(30代)がこう憤る。
「レジ周辺のサッカー台(買った商品を袋に移しかえるために設置された台)に、焼き肉のタレが散乱したまま放置されていることも少なくありません。なぜ、このようなことが起きるのかといえば、トレーに包装された肉を別の袋に移しかえようとしたときにこぼれたのではないかと思います。こうした状態は、衛生管理が求められる食品スーパーとしては好ましくありません。来客者の非常識ぶりには呆れてしまいます」
皆様はこうした商品を購入後、食品トレーはどのように処分しているだろうか……。
レジで清算を済ませた直後、トレーから食品だけをジップロックやラップなどに包み、残った食品トレーは店内のゴミ箱に破棄していく人も多いのではないか。
「トレーを家まで持ち帰るとゴミになるから」
「家で使用済みのトレーを洗ってリサイクルに出す手間を省きたい」
「トレーに入ったままだと荷物がかさばるのでコンパクトにまとめたい」
その理由は様々だと思われるが、普段なにげなく行ってしまう人もいるのかもしれない。たとえば、「店内のゴミ箱にトレーがたくさん捨てられているので、私も捨てても良いと思っていた」という声もあった。要するに、『赤信号みんなで渡れば怖くない』という気分に近いようだ。
だが、店側が食品トレーを回収するために専用のゴミ箱を設けている場合はのぞき、そうではない店では従業員が困っているという現実もあったのだ。
食品トレーの来客者のマナー、衛生面の問題…従業員の声
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