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“プロ無職”が提唱「SNSを使いこなせば生活できる」 家賃もiPhoneもゼロ円



家賃ゼロ円で2畳半の部屋に住んでいる


 金の使い道を厳選するだけでなく、モノの執着からも解放されている。その発想は自分の力で大金を稼ぎ、高価なモノを買うという価値観とは真逆のものだ。

「仲間と『家、タダでもらおうか』って話してたんです。独自の経済圏が成立すれば家も手に入るので。現に僕は家賃ゼロ円で都内に3年住んでいます。2畳半の部屋ですけど、生活用品はスーツケース1つにまとめてるんで十分です。友人はフォロワーから譲ってもらって車を2台も持っていますよ。でも車は維持費が高いし、移動も誰かに乗せてもらえばいいから免許証さえいらないんじゃないかって話してます(笑)」

 もちろんそれだけ支援する人がいるのは、彼らの日々の情報発信に強く魅力を感じているからである。そして、発信力をもとに恩返しをするという関係性がうまれる。

「スマホをなくしてツイッターで『だれかくれー!』と呼びかけたらiPhone8をフォロワーさんからもらったんですよ。鳥取県の方だったんですが、代わりにスマホカバーを鳥取の名産品である『白バラ牛乳』のケースにして宣伝しています。鳥取のことなんてほとんど知らなかったんですけど、それをきっかけにお礼のため鳥取まで行ったら街にとそこにいる人に魅了されたので、今後鳥取のPRにも協力しようと思ってます」

iPhone8を無償でもらった代わりに、提供者の地元である鳥取で生産されている白バラ牛乳のスマホケースをSNSでアピール

 そして、るってぃ氏は、次のように未来予想する。

「将来的には好きな経済を選択できるようになると考えています。いままでは資本主義経済しかなくて、会社に所属していかに働いて出世して金を稼ぐかという一択だった。これからのSNSはいままで以上に個人の人脈や思考が見える時代になっていくでしょう。そうなれば自然と『独自の経済圏』も、新しい経済の選択肢のひとつになると思います」

 オジサン世代から理解しがたい経済観かもしれないが、彼らのビジネスが成り立っていることは事実。独自の経済圏が広まり定着していくのか、今後も注目していきたい。

【るってぃ氏】
大学卒業後、大手アパレルメーカーに就職するも10ヶ月で退社し、ブログを書き始める。新しい生き方や働き方を提唱するブログ「プロ無職」、「エアログ」などのWebメディアを運営。

<取材・文/日刊SPA!編集部>

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