男を次々と不幸にする銀座のパパ活ホステス、ついに自分が転落の道を…
「先輩に連れて行ってもらった銀座のクラブでまさかの再会。でも他の席で客の相手をしている彼女に嫉妬が湧き上がってきて。そこで先輩がトイレに行っている間、席についていた他のホステスに、彼女のことを尋ねたんですよ。すると、とんでもないことがわかってしまったんです」
実は、彼女はもともとホステスで、販売員をしながらパトロンを探していたのだという。年齢も誤魔化していて、なんと自分より5歳も上だった。
「がく然としましたね。さらに彼女と付き合った男たちは、心臓まひで死んだり、事故に遭って半身不随になったり、会社が倒産したり、莫大な借金を背負って一家離散になるなど、不幸のどん底に突き落とされてしまうそうなんです」
だが彼女が最強のサゲマンであるとどうしても信じられない。
「そこで先輩と店を出て別れてから、店の前に戻ってきて、彼女を待ち伏せしていたんです」
閉店した店から出てきた彼女は竹川さんを見て驚いたが、「お寿司を食べたい」というので、近くの寿司屋に入り、再会に乾杯してから、別れた後のことを聞いた。すると「スカウトされてホステスになった」といいながら、寿司をほおばる。
「彼女はあまり話をしたくなさそうでしたが、付き合った男が災難に遭うというのは本当かと聞いたんです。すると、急に泣き出してしまって。戸惑いましたが、裏を返せば本当だということ。会計を払って、寿司屋を出て、タクシーを拾って彼女を乗せてから、見送りましたよ」
彼女に対して未練はあるものの、「近寄るな」というセンサーが働いたのだ。
「1年後に、また先輩と一緒に銀座のクラブに行ったら、彼女はいなくて。前と同じホステスが席についたので、先輩が電話をかけるために店外に出かけてしまった時に彼女の行方をきくと、店を辞めて田舎に帰り、地方の繁華街でホステスを再開したとか」
そこで彼女のさらなる不幸を知ったという。
「男たちをどん底につき落としても、彼女は上がるところが、自分の運気も下がってしまうんです」
可哀相な女だとわかると、一層愛おしくなったが、「君子危うきに近寄らず」と自分自身に言い聞かせて、“過去の思い出”にすることを決めたという。しかしながら、彼女はこのまま堕ちていくのか……。竹川さんの目は、ほんの少し潤んでいた。<取材・文/夏目かをる>
― オレ史上最悪の恋愛体験 ―コラムニスト、作家。2万人のワーキングウーマン取材をもとに恋愛&婚活&結婚をテーマに執筆。難病克服後に医療ライターとしても活動。ブログ「恋するブログ☆~恋、のような気分で♪」
不運を引き寄せるのか?ついに自分も転落…
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