付き合う男がみんな不幸に…。不倫した女が“史上最悪”だった
―[シリーズ・俺が出会ったひどい女]―
男の運気をあげる女性はアゲマンと呼ばれる。1990年の映画『あげまん』(監督・伊丹十三)で流行語になったこの言葉。ただの思い込みだとしても、男ならば「自分を上げてくれる女性と付き合いたい」と願うだろう。
だが、そううまくはいかないのが現実だ。「先輩がサゲマンに引っかかってしまったんです…」と語るのは、大企業の営業部に所属する佐藤勉さん(仮名・45歳)だ。
真面目な先輩がホステスと不倫…
クラブでリサという源氏名で働くその女性。昼間はブランドショップの店員、夜は銀座のホステスだったのだ。
「リサは少しなまっていて、ハデな顔立ちとのキャップが男を惹きつけるのかなと思いました。俗にいう色恋営業のような雰囲気で、真面目な先輩のようなタイプは引っ掛かりそうだなぁと」
40歳で人気のホステス…リサさんは一体どういう人なのか?
「クライアントがその店を気に入ったので、週に1度は行くことになったんです。リサがいないある日、隣に着いたホステスに『リサってどういう女のコなの?』と聞いたんです。先輩のことも気になったので、軽い気持ちで尋ねたのですが…」
周りで、交通事故、左遷、病気…の謎
「ホステスが急に小声になって、リサと付き合う男はみんな不幸になっていくというんです。過去に付き合った男は突然死、交通事故、左遷、病気、経営悪化で倒産など、サゲマンエピソードは枚挙に暇がないと」
これを聞き、「サゲマンというより、ただの偶然なのではないか?」と思った佐藤さん。
そのホステスにも「偶然だよ」と話したところ、ますます話はヒートアップ。リサと付き合ったある企業の役員は体の不調が続いたため仕事を辞め、ある病院の院長は白血病になって闘病中、あるメーカーの部長は家が火事になる、という話まで聞くハメになったそう。
もちろん「ただの偶然」なのだがーー。
「でも聞いていると、本当にサゲマンっているのかな、という気になってきて。というより、先輩はリサと付き合ったせいで事故にあったのでは?と少し怖くなりましたね…。心配になって、先輩にその話をしました」
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