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日本人女性「侮辱動画」の背景か? 前日コロンビア人に言われた「“ニッポン”が侮蔑語と似てる」

動画を見るに、事件はスタジアムからの帰り道で起きていた

 コロンビアサポーターの男性が、試合後2人の日本人女性と一緒に自撮り動画に収まり「日本2(点)、コロンビア1(点)」と言わせたあとに、「私はメス犬です、私はいい売春婦です」と続かせた動画に批判が殺到し、炎上状態となりコロンビア外務省がその行動を非難するとともに、同国のサポーターに「敬意のある行動を取るように」と呼びかける事態となった。

動画騒動の前日に、思い当たるフシが…


 このニュースを現地ロシアで知って、記者にも思い当たるフシがあった。それは試合前日、サランスクのパブリックビューイング会場で他チームの試合をビールをすすりながら見ていたときだ。

 先の記事にも書いたが、コロンビア人だが、現在婚約者がオーストラリア人で、オーストラリアに住む女性から話しかけられたときのこと。彼女はオーストラリア暮らしが長く、英語が堪能で、日本にも何度か観光に行ったことがあるらしく「飛騨高山が本当にステキ」と日本人に大変好意的な女性であった。

 コロンビアサポーターの「コロンビア3(トレス)、ハポン0(ゼロ)」攻撃をあしらい続けてきた記者にとって、サッカー以外の話で(しかも英語で)コミュニケーションが取れることが嬉しく、しばらく話し込んでいた。女性は「日本人に親切にされたから、ビール奢るね!」と言って一杯奢ってくれるほどの親日家だった。

「“ニッポン”の発音は“売春婦”と聞こえない?」


 すると、コロンビアのジャージを着た、スラッとした男性が私達の輪に入ってきて、英語で自己紹介を始めた。アメリカに住んでいるという男性はこちらも大変流暢な英語を話す。

 女性が「オーストラリアでの日本との試合を見たことがある。日本の応援の歌が何と言っているかわからないから教えて」と聞いてきたので、オーソドックスな日本代表のチャント(応援歌)を教えた。「なんで、イタリア語とかスペイン語が入っているの?」という質問にはタジタジになりながらも丁寧に応え、男性からの疑問にも答えた。

 するとその流れで、男性が女性にスペイン語で「でも、ニッポン(という発音)は売春婦と聞こえない?」と言って笑い出した。

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「それは違う」と反論すると…

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