雑学

外国人留学生に働いてもらわないと店が回らない…人手不足に悩む店舗側の事情

 昨年末に31万人を突破した外国人留学生。コンビニや飲食店で働く外国人の姿はもはや日常となったが、その陰には仕事をしなければ生活できないという厳しい現実がある。週28時間までの就労基準を超え、バイトざんまいの毎日……。そんな“出稼ぎ留学生”たちを頼る現状、雇用側の実情を聞いた。

お店側も留学生に依存状態

お店側も留学生に依存状態…若い働き手が集まらない地方のコンビニでは、留学生がその隙を埋める存在となっている

留学生なしでは人手不足。働き方改革の浸透で雇用側は頼りっぱなし


 仕事に忙殺される“出稼ぎ留学生”たち。では、一方の雇用者側はこの問題をどう捉えているのだろう?

「正直言って、とにかく人手不足。留学生だろうがなんだろうが、働いてもらわないと店が回りません」

 こう打ち明けてくれたのは、東北地方でコンビニオーナーをしている30代の男性だ。

「東京で働いているときには、留学生店員の多さに少し困っていました。言葉の壁もあって細かな意思の疎通が難しいですから。でも、実際に自分がオーナーになると、彼らへの印象はまったく変わった。仕事に対してはとても真面目だし、急な出勤をお願いしても快く応えてくれる。地方では時給を上げても、なかなか人が集まりませんし、やる気のない日本人大学生より、よほど戦力になります」

 このオーナーも当然就労基準は認知していて、週28時間以上働かせないように配慮しているという。

「『別のバイトがあるので入れません』と留学生に言われたこともあります。合計で28時間を超えていることは想像できますよね。でも、本人は真面目に働いているし、こっちも人手不足なので目をつぶっているのが現状です」

 もちろん、留学生の雇用がトラブルを招いたケースもある。関西の飲食チェーンで働く40代の男性は「3年ほど前に留学生を働かせすぎて問題になったことがある」と話す。

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本社がいくら法の遵守を言ってきても…

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