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“老後に働ける”人気職業の実態。マンション管理員など、実際はどう?

貯金0円の恐怖 老後に必要な貯金額を持っていても、それを取り崩しながら生活するのはやはり不安があるもの。「理想は、貯金を持ちながらフロー(収入)を得ること」と話すのは、中高年の労働事情を取材するジャーナリストの日向咲嗣氏だ。

「定年後は貯金に頼るより、短い時間でもいいから仕事をして、フロー(収入)があるほうが安心感はあります。週数日、一日5時間程度と無理せず長く安定して働くことが大切です」

 老後の仕事といえば、のんびりと勤められそうなマンション管理員があるが、実態はどうか。

「仕事内容は、共用部の清掃に始まり、ゴミ集積場の整理、設備の点検、工事の立ち会いなど。勤務形態は、主に通勤型と夫婦住み込み型があり、住み込み型は近年求人が減りながらも根強い需要があります。24時間気が休まらないかもしれませんが、家賃や光熱費を浮かせたい人にはオススメです」

 また、オフィスビルの施設管理や施設警備も人気職種の一つ。

「停電や各種設備のトラブルなど有事に対応できる総合知識が必要ですが、しごとセンターなどで就業講習を受けられれば仕事に就きやすくなります。狙い目は、オフィスビルの宿直業務。夜は人がいませんから基本的に何をしていてもいい気楽さがあります」

 病院の夜間受け付けも人気。

「診療時間が終わった夜間に当直として、受付や電話応対、カルテの取り扱いなどを行いますが、昼間に比べて患者数が少ないので気楽です」

 ただし、求人票の「休憩時間」をチェックしたい。

「休憩時間は賃金が発生しないケースが多いため、ほかと比べて休憩が短く、夜間割り増しがつく求人を探すのがコツです。退職して65歳から未経験業務にチャレンジするのは、頭も体力もついていかず、厳しい。60~65歳の再雇用期間中に副業として経験を積んでおいて、いざ老後に入ったら『経験者枠』で優遇してもらうと、より有利に働きやすくなります」

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“65歳以降OK”で需要が高い職種

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