羽田圭介が選ぶ「自分をちょっと変えたい人が読むべき本」10選
<仕事に役立てる>
『株式トレード基本と原則』
マーク・ミネルヴィニ/パンローリング/4104円
「自分ではコントロールできない株価に対して、自分のコントロール方法を知るのが大切だと書いてある本。そのためには間違いを認め、自分を律する規律をつくることが大切になる。株式投資の本だけれども、株をやらない人にも有用です」
『シンセミア』(上・下)
阿部和重/講談社/上巻1018円、下巻1049円
「占領政策のひとつとしてGHQがパンを広めるところから始まる、日本の戦後史もふまえた群像長編小説。小説家デビュー後から阿部さんの本を読むようになりましたが、何かを成し遂げるには大局観が必要ということを学びました」
<SNSで“いいね”をもらう>
『テレンス・コンラン流インテリアの基本』
テレンス・コンラン/エクスナレッジ/2376円
「体系だった思想に基づいて書かれたインテリア本で、実際に取り入れやすい。日本ではバラバラなテイストの部屋を集めた本が多いですが、寄せ集めから学習するのは困難。シンプルな部屋づくりは時代にも合っているし、SNS受けに◎」
『自重筋力トレーニングアナトミィ』
ブレット・コントレラス/ガイアブックス/2160円
「SNSで反応がいいといえば筋トレ。トレーニングマシンのいらない自重トレーニングならジム代もかからない。この本ならビジュアルで正しいやり方を学べるし、いつでもどこでも運動ができるという気軽さは続けやすさにもつながります」
【羽田圭介】
’85年、東京都生まれ。17歳で現役高校生作家としてデビュー。’15年に『スクラップ・アンド・ビルド』で第153回芥川賞を受賞。最新刊は『5時過ぎランチ』
― 平成最後に読むべき本 ―
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