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元組長の妻が語る「授業参観の格好でヤクザの器がわかる」

あれから拘置所のチェックは厳しくなった

拳銃 昨年、全国で収監者や受刑者の脱走事件が相次いだが、付け焼刃のニセ弁護士がすり抜けてしまうほど、当時の拘置所のチェック体制は緩かったようだ。 「そのニセ弁護士くん、詐欺師の才能が開花しちゃって、覚せい剤所持で逮捕されたヤクザを警察から連れて帰ってきたこともあった。でも、3回目の潜入で嘘がバレたみたいで、帰ってこなかったなあ……。  びっくりしたのはさ、後日、インターネットの掲示板に、この事件のスレッドが立ち上がってたこと。『東京のヤクザは若い衆を弁護士に仕立てて、収監された親分と連絡を取ってた』って、まんま上がってたね。事件以降、拘置所のチェックは厳しくなってた」  20代で極妻になり、それこそ“砂かぶり席”でヤクザの世界を体感してきたA子さん。離婚後、任侠の世界から完全に足を洗い、現在は実業家の秘書として、第2の人生を歩んでいる。 <取材・文/永田明輝>
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