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普通のサラリーマンが年収800万円の壁を超える方法

 誰もが一つの目標として憧れる「年収1000万円」というステイタス。しかし、同年収を超える日本人の割合はわずか4%にすぎない。総務省の発表によれば、東京都在住の40代サラリーマンの平均年収は約717万円と全国平均より高水準ではあるが、多くの人が800万円未満で滞留していることがよくわかる。

 そこで今回は、サラリーマンの働き方に一家言を持つプロが見た「年収800万円の壁」を超えるために今すべきこととは――?

サラリーマン

3つの強みをつくって100万人にひとりになる


 年収800万円の壁を突破するための方法として「自分の希少価値を高める」という戦略。具体的にどのようにして高められるのか? 教育改革実践家の藤原和博氏は「複数の強みを掛け合わせることで希少価値の高い人材に化けられる」と提言する。

「週40時間労働と考えて、同じ仕事を5年間、つまり1万時間継続すれば何事もプロレベルに、言い換えるなら“100人にひとりの人材”になれるといわれています。しかし、同じ職域でそこからさらに5年間を費やしても、おそらく“200人にひとりの人材”程度にしか進化できない。

そこから必要となるのは、全く違うジャンルの新たなる強みを身につけること。例えば営業と人事などジャンルの異なる分野でそれぞれ“100人にひとり”の人材となれば、ふたつのスキルを掛け合わせることで“100×100=1万人にひとりの人材”になれます」

 あえて異なるジャンルで複数の強みを身につけ、掛け合わせることで人材としての希少価値を高めるべきだというのが藤原氏の考えだ。しかし、これだけではまだ年収800万円の壁を超えられるとは言い難い。

「肝心なのは3つ目の強み。強みが3つに増えることで“100×100×100=100万人にひとりの人材”になれる。平均値を超えたいならここを目指すべき」

 とはいえ、40代ともなると新たなチャレンジに二の足を踏む人が多いだろう。だが藤原氏は「40代こそ“自分を安売りする覚悟”を持て!」と力強く語る。

「今後は70歳になっても働かなければいけないし、90歳まで生き続ける時代。40代で守りに入る場合じゃないんですよ。40代は、あえて戦略的に今の地位を一度捨ててでも経験値を高めることに注力すべきです。その際に年収が減ることがあるかもしれないが、ここで得た経験がかならず5~10年後に収入として返ってきます」

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何もしないことが最大のリスク

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