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5LDKの家が10万円!? 激安不動産の「買い方、選び方」

 温泉地や別荘地の100坪の土地に立つ一戸建てが、たったの1円で売買されている。そんな物件は地方ばかりと思いきや、首都圏にも現れはじめた。超格安で“一国一城の主”となる……そんな庶民の夢は叶うのか!? 激安不動産

激安不動産のカリスマが語る「買い方、選び方」

 数々の格安物件に投資してそれを生業にしている男性がいる。激安不動産のカリスマと呼ばれ、北海道を拠点に現在一戸建て12軒、アパート2棟、商業ビル3棟を所有する加藤ひろゆき氏だ。加藤氏が辿り着いた格安物件購入法を聞いた。 「物件を選ぶ際は、まず土地勘のあるエリアがいいです。昔住んでいた場所や実家の近くなどです。また、高速道路や国道などメインストリートに近く、人の流れがある場所がおすすめ。いきなり見知らぬ土地で暮らすよりも後々生活に困らず、インフラも整っていたほうが何かと便利ですから」  ほかにも、「コンビニが近い」「学校が近い」などの立地も移住後の生活に困らないためのポイントだという。さらに加藤氏は他人に貸すことも含めて物件の検討をするべきだと説く。 「これだけ格安物件が出回っているのに住むだけではもったいない。不動産を手に入れるチャンスです。だから、物件を選ぶ際には、後々『人に貸せるか』という視点も必須です。いくら格安だとしても辺鄙な場所にあり、人が借りそうにない物件はやめたほうがいいです」  先述した「メインストリートに近い」ことは借り手がつきやすくなる重要なウリだ。さらに投資目的の場合「管理をしやすい場所」の物件を狙うという。 「私が投資目的で買う物件は自宅から半径50km圏内です。日帰りで帰れる範囲なので、トラブルがあったときや修理修繕のときにすぐ行けます。他人に貸して管理をするときに楽なんです。その点で、いくら安くても離島は避けたい。修繕用の資材や人件費が高くなり、距離が遠いと管理も難しいです」  そうして数々の格安物件を手に入れてきた加藤氏。そこには地道な情報収集があった。 「『空き家バンク』などの物件サイトでひたすら検索。また、売り出し中の看板を見つけたらすぐに電話してコンタクトを取る。とにかく多くの物件を見ることが重要で、場数を踏めば物件を見る目も養われてきます。そうして、顔と名前を覚えてもらえば自然と『買わないか』という話が舞い込んできて、良い物件に出会える確率は高くなります。通勤電車で検索するなど時間をうまく使いましょう」
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驚くほど格安な物件も
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表紙の人/ トリンドル玲奈

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