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「アンナミラーズ」現在1店舗に激減も、“制服萌え”のファンから熱い支持

とにかくかわいい! 制服も魅力

 店側の本意はひとまず置いて、アンミラのこだわりと言えば誰が何と言おうとあの「制服」であることは衆目の一致するところだろう。「かわいい女のコが大好き」という漫画家の青木光恵氏も大ファンだと語る。

青木氏の描く「かわいすぎるアンミラ女子」は、世の男性諸氏が憧れたイメージそのもの! イラスト/青木光恵氏

「最初に知ったのは江口寿史さんの漫画に登場した時で、当時大阪住まいだった私は、上京したらよく通っていましたね。とにかくあの制服は、全部のポイントが萌えです。スカートの短さ、胸を強調するエプロンの形、チロリアンテープの施されたヒラヒラしたエプロン、ハート形の名札、ふんわり大きく見えるリボンの結び方……。エロいんだけど、それ以前に“かわいい”が先に来るデザインだと思います!」  青木氏は好きが高じるあまり、アンミラ制服のイラスト満載の同人誌まで発表しており、高輪店にもいまだによく足を運ぶという。 「私はほとんどパイを頼みます。確かに、昨今よくある『クリームが甘さ控えめで……』みたいな繊細なスイーツではない(笑)。チェリーパイもアップルパイも、思い切り甘くてアメリカンな感じ。裏ごししたカボチャにシナモンなどの香辛料をたっぷり効かせたパンプキンパイなんて、『こんなもの他で食べたことない!』ってくらい独特な味。大きいからたいてい後半は飽きますし(笑)。でも、しばらくたつとなんかまた食べたくなるというか。そんな不思議な中毒性があるんですよね」  やはり「どハマリ勢」のハートをガッチリつかまえることがサバイブの秘訣ということだ。 <アンミラの反転攻勢> ・制服に象徴される世界観の強さ。根強い人気でリピーター多数 【松浦達也氏】 フードアクティビスト。食専門誌から新聞、雑誌、Webなどで、「調理の仕組みと科学」「食文化」「食から見た地方論」など幅広く執筆、編集を行う。著書に『新しい卵ドリル』(マガジンハウス刊)など多数 【青木光恵氏】 大阪生まれの女のコ大好き漫画家で、現在の推しはNGT48の荻野由佳。4月4日から文京区の弥生美術館で開催する「ニッポン制服百年史」にイラストレーション作品で参加する ― [絶滅危惧チェーン店]のいま ―
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