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化粧のニオイで嘔吐、満員電車で呼吸困難に…敏感すぎて“生きづらい”人々

HSP当事者が集う交流会が各地で開催中

 HSPの認知度上昇とともに、当事者同士が集う交流会やセミナーが全国で開催されている。HSP傾向をもつ記者はTwitter上でヒットしたHSP当事者が開催する交流会に申し込んでみた。  指定された場所は喫茶店併設の貸し会議室。自身もHSPで悩んできたという20代の主催者の自己紹介に始まり、各々のHSPゆえの悩みを語り合う流れとなった。 「20代で4回も転職してて……」 「会社の蛍光灯が明るすぎる!」  次々と悩みを明かす参加者。しかし場に悲壮感はなく、「そういうことあるよね~」と共感を示したり、じっくり聞き入るばかりで議論するような場面はない。参加者のひとりは、交流会に参加する理由をこう明かしてくれた。
交流会

この日の参加したのはタクミンさん(twitter:@takutaku_34)が開催した交流会。参加者は10人。連絡先を交換しあう人たちの姿も

「結論は出なくていい。最大の利点は自分だけではないという安堵感が得られること。話し合えたり、特性の生かし方やライフハックをシェアできるのがいい点ですね」  こうして「生きづらさ」を共有することも心を軽くする方法のひとつなのかもしれない。 ― [生きづらい病]の正体 ―
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