平成生まれは固定電話が取れない? コンビニ店長が驚愕した新入社員事件簿
―[とんでも新入社員録]―
「大好きなコンビニに1日8時間もいれて、さらにお金までもらえる!」
そう考え、某業界からコンビニ直営店の店長に転職した筆者。前職では新入社員の入社時研修の担当をしていた。
そんな経験ゆえに、自分の店舗に新入社員の受け入れが決まった際には、「以前、新入社員の研修経験があるし余裕でしょ」と考えていた。しかし、ジェネレーションギャップとも言うべきか……年々驚くべき世代が入社してくるものである(筆者は昭和生まれ)。
今回はとある年、私が店長を務める直営店のコンビニに入社してきた新入社員の驚くべきエピソードをご紹介したい。
「固定電話ってどうやって出ればいいんですか!?」
素直すぎる新入社員たち、まるでカルガモの大行進!?
そんな平成生まれの彼らはとても素直である。発注の指導をしている最中、「暑くなってくる今の時期はレタスなどの野菜系サンドイッチがよく売れるけど、卵サンドやカツサンドは売れない」ということを伝えていた。
店長でありながら、店舗内ではおにぎり・弁当・サンドイッチ売り場の責任者もしていた私は、他社員が発注をする際の伝達事項として事務所に「夏は『草』のサンドイッチは絶対に切らさない! 卵と肉のサンドイッチは減らせ!」と張り紙をしていた。
私と半年以上働いている社員たちは、私がレタスやホウレンソウなどの葉っぱ系の野菜を『草』と呼ぶことを知っており、「またまたー、店長。『草』ってなんですか、その言い方~」と半笑いで受け流してくれていたのだが、新入社員たちは真っ白な汚れのない存在であった。全てを素直に吸収してくれた。私の変な口癖さえも——。
ある日、新入社員とサンドイッチの発注について話していると彼らが口をそろえて言った。
「店長、『草』の奴らは切らしてはいけないんですよね!」
「店長、『草』のサンドイッチは夏によく売れるんですよね!」
真っ直ぐな目で、満面の笑みである。そして『草』は共通言語へ! あれか、生まれたてのカルガモが最初に見たものを親だと思ってついて行く的な……。
こうして当店では「レタス=草」が浸透した……。新入社員と接する際には自らの言葉遣いをも正すことが大切であるという教訓であった。
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インタビュー・食レポ・レビュー記事・イベントレポートなどジャンルを問わず活動するフリーランスライター。コンビニを愛しすぎるあまり、OLから某コンビニ本部員となり店長を務めた経験あり。X(旧Twitter):@KA_HO_MA
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