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ブレイク寸前の『オートチェス』効果で頭脳戦型バトルロイヤルはブームとなるか?

 さて、この『オートチェス』は8人のプレイヤーがマッチングされ、そのなかで1対1の対戦を何度も繰り返し、最後に残った1人が勝者となるバトルロイヤル形式となっています。対戦のルールは、ターンごとに増えていくゴールドで、モンスター(駒)を駒ショップで買い、盤面に置いて戦わせるシミュレーション風バトル。戦闘はオートで進み、配置したらあとは見ているだけというアクション性ゼロのバトルロイヤルです。

駒ショップでモンスターを買い、自軍に加える。欲しいモンスターがいればラッキー

「麻雀っぽいゲーム性」と言われる所以は、同一のモンスターを3体集めるとレベルアップできる点と、同じ種族か職業のモンスターを複数揃えて盤面に出すと特別な効果が得られる点。このあたりは麻雀の役に近い感覚です。たとえばウォリアー(職業)を9体集めると「味方のウォリアーの物理防御が9上がる」という効果、ゴブリン族6体中、全6体揃えると「すべての味方の物理防御が12上昇し、毎秒HPを10回復する」という強力な効果が発動します。  ただし、好き勝手に種族/職業を集められるわけではなく、駒ショップには1度に5体までしかモンスターが並びません。そのなかにお目当てのモンスターがいるかは運次第。いなければチェンジもできますが、それにはゴールドが必要です。麻雀と同じで、完成が難しくても強力な効果(高い役)を狙っていくか、効果は弱くても現状で作りやすい組み合わせを優先するか。毎ターン、常に決断が求められます。
オートチェス

モンスターにはそれぞれ種族と職業がある。モンスターの種類は豊富だ

 初心者であっても、同じ種族・職業を集めるゲーム性は、麻雀、ポーカーのようにそれだけで楽しいですし、慣れてくれば他のメンバーが何を集めているかのチェック、チェス盤のどの位置にモンスターを配置するかなど、さまざまな思考、技量が問われます。そのあたりの間口の広さと奥の深さが、ハマる人が続出する理由でしょう。  現状、バトルロイヤルというとミリタリー系シューティングが真っ先に思い浮かびますが、海外では『オートチェス』ライクなモードを実装するゲームも出てきています。今後はカードゲームやボードゲームのような頭脳戦でのバトルロイヤルが注目を集めそうです。ゲーム雑誌・アニメ雑誌の編集を経て独立。ゲーム紹介やコラム、書評を中心にフリーで活動している。雑誌連載をまとめた著作『はじめてのファミコン~なつかしゲーム子ども実験室~』(マイクロマガジン社)はゲーム実況の先駆けという声も
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