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枝野ある限り、安倍自民党は安泰なのではないか?/倉山満

女系は論外。女性宮家など不要。現時点で女帝を言い出す時点で不敬である

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6月6日、参議院選挙に向けた連合の総決起集会で共闘をアピール?(右から)立憲民主党の枝野幸男代表、連合の神津里季生会長、国民民主党の玉木雄一郎代表(写真/時事通信社)

 悠仁親王殿下は、初めての海外旅行にブータンを選ばれた。ブータンと言えば、知る人ぞ知る親日国である。王制で、温和な国民性で知られる。そして、中国の脅威にさらされている。  最近、秋篠宮家への無根拠な誹謗中傷が激しい。その中で最も不届きなのは、「秋篠宮家は教育がなっていない」という批判だ。何を指してそのような妄言を吐いているのか知らないが、秋篠宮家が殿下の御教育を考えていらっしゃるのは、この一事で明らかではないか。  最近、女系論者筆頭と言うべき所功京都産業大学名誉教授が、注目すべき発言を繰り返している。「歴史に先例が無い女系は、現実的には論じる必要が無い」「悠仁親王殿下がご成長あそばされたときに、皇族が一人もいなくなる。だから、その時に備える必要がある」である。所氏とは個々の論点で大きく意見を相違するが、この二つの認識に関しては賛同できる。  所氏の所説に従えば、悠仁親王殿下が御即位されるときは、おそらく30代。これから約20年後である。  その時までは日本は安泰だが、その後も日本がこれまでと同じ日本であるように続ける為には、今から考えて準備しておかなければならない。  では、皇室を守るためには、何を考えなければならないか。一言で語り尽くせるほど簡単ではないが、あえて言うと「先例、男系、直系」である。先例にならえば、皇位の男系継承は一度も破られたことが無い。そして、皇位継承とは、「どの男系に直系が伝わるか」の歴史なのだ。  これまでも再三再四述べてきたので、賢明な読者の方々は、何が正解かおのずとわかろう。女系は論外。女性宮家など不要。現時点で女帝を言い出す時点で不敬である。  だが、野党の諸君は参議院選挙に向けて愚かな公約がそろい踏みさせている。  維新の会は、女性宮家創設。立憲民主党は女系容認。国民民主党は女帝推進。一連のアンケート調査で女帝女系女性宮家に国民の大半が賛成なので、迎合しているつもりらしい。  女帝と女系の違いも判らない人たちに聞いたアンケートに、何の意味があるのか?  秋には皇室典範の改定を持ち出すらしいが、これらの党が本気でこのような主張を言い出すなら、その時は徹底的に粉砕すると、先に宣言しておく。
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